コンテック「三相モータ絶縁劣化監視モジュール」故障予兆を検知

コンテック「三相モータ絶縁劣化監視モジュール」故障予兆を検知

点検必要なし 保全業務に革新

コンテック(大阪市西淀川区)は、産業IoTの総合ブランド「CONPROSYS(コンプロシス)」から故障予兆検知ソリューションの新製品として、三相モータ絶縁劣化監視モジュール「CPS-MM-LC」を10月2日に発売した。

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▲CPS-MM-LC

通常、モータの点検は設備を停止して行うため、計画を立て定期的に行う必要があるが、突然のモータ故障を事前に予測することは困難であり、またインバータを利用している設備では、点検時にモータの配線を切り離す必要がある。

新製品は、データ収集・Webモニタリング機能を内蔵したCPUモジュールと組み合わせて使用し、ポンプやコンプレッサ、空調ファン、金属加工、搬送機器などの既存設備の三相モータの電路に付属の専属ZCTを取り付ければ、設備保全用の常時監視装置としてすぐに利用が可能。動作中の三相モータの絶縁抵抗が測定できるため、設備を停止して点検する必要がなくなる。

定期的な保全ではなく、常時データを監視することで大幅な業務の効率化と、設備故障を未然に防ぐこともできる。また、機器の発熱や感電の危険が高い絶縁抵抗成分の値も、特殊技術により直接監視が可能。

コンパクト設計のため設置場所を選ばず、DINレール設置およびスライド式の設置を採用。目視で把握できる動作確認用LEDを搭載。

 

出典:コンテック「稼働中設備の故障予兆を常時監視。三相モータ絶縁劣化監視モジュール新発売  ポンプ、コンプレッサ、空調ファン、金属加工機や搬送機器の保全業務を革新」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。