コグネックス バーコードリーダー新モデル ESD保護、読み取り両立

コグネックス バーコードリーダー新モデル ESD保護、読み取り両立

コグネックス(東京都文京区)は、固定式リーダ「DataMan 360/260/150/50シリーズ」および有線タイプのハンドヘルド型リーダ「DataMan 8050HD/HDXシリーズ」に、静電気放電(ESD)保護機能を備えたバーコードリーダのラインアップを追加し、3月26日から発売した。

ESDは電子部品にダメージを与えるだけでなく、爆発や火災を引き起こす原因にもなりうる。

新製品は、ESDに敏感なデバイスへの損傷を防ぐため、ESD対策済みプラスチック製筐体と帯電防止コーティングされた光学部品で構成。電子部品へのダメージや経済的損害を抑止する。

コグネックスのID製品担当Carl Gerst上席副社長は「ESDは幅広い業界において多額の損失をもたらしており、特にエレクトロニクス業界では生産歩留まりや製品品質、顧客満足度への影響によって毎年何十億ドルもの損失が生じている。顧客の厳格なESD対策要件に対応し、大切な電子部品へのダメージを最小化できるように、同製品を開発した」と述べている。

DataMan固定式バーコードリーダは、特許取得済みの一次元および二次元コード読み取りアルゴリズムで読み取りの困難な劣化したコードでもクラス最高の性能を発揮。同8050HD/HDX有線式ハンドヘルドリーダは、一次元バーコードだけでなく、難度の高い二次元ダイレクトパーツマーキング(DPM)コードも確実にデコードするように設計されている。

 

参考:コグネックス DataMan ESD-Safe の特長


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。