コグネックス「RTM」エラー最小限に バーコード読み取り向上

コグネックス「RTM」エラー最小限に バーコード読み取り向上

コグネックス(東京都文京区)は、DataManバーコードリーダで読み取ったデータを集計し、読み取り不可を最小限に抑えてスループットを最大限に引き上げる「Cognex Explorer Real Time Monitoring」(RTM)を、FAおよび物流企業向けに販売を開始した。

RTMは、バーコード品質の傾向や、リーダの設定変更をモニタし、さらにDataManバーコードリーダから収集されたデータを分析することで、読み取り率の低下原因や障害の状況を迅速に特定。使いやすいオンライン表示には、カスタマイズ可能な監査ログやヒートマップが表示され、工場や設備の管理者は即座に修正措置やプロセスの最適化を図ることができる。

また、ネットワークデータへのアクセスを提供することで、スマートファクトリやIndustry4.0環境をサポート。DataManセットアップツールの使用で最大20台のDataManリーダを構成でき、その結果をブラウザベースのインタフェースでモニタリングできる。さらに、RTMから提供される時間ベースのパフォーマンス統計は、施設内のどの場所でも、PC、タブレット、スマートフォンで確認することができる。

ID製品担当Carl Gerst上席副社長は「競争力を維持するため、エンドユーザーはプロセスコントロールの問題点を迅速に把握し、修正措置を取らなければならない。ある物流企業はRTMの導入で2%の効率改善を達成している」と述べている。

出典:コグネックス「コグネックス、ファクトリオートメーションの生産性向上を実現するCognex Explorer Real Time Monitoring を発表」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。