オムロン、現場データ活用サービス 課題の見える化・分析

オムロン、現場データ活用サービス 課題の見える化・分析

真因特定から革新まで支援

オムロンは、現場データ活用サービス「i-BELT」の第2弾として、「現場課題の見える化・分析サービス」を10月から開始する。

製造業において、データの収集や、装置単体の課題解決にデータを活用する取り組みは進みつつあるが、工場全体の課題解決のためには、現場のデータと工場の稼働、品質状況に関わる指標を関連付けて見える化し、分析する人材の確保が必要など、多くの障壁が存在している。

新サービスは、現場のデータをさまざまな形で収集できる多数のFA機器をもとに、同社のエンジニアが課題の見える化から真因の特定、現場の革新まで、一貫して提案・支援するサービス。

 

オムロンがこれまで、データの相関関係を見える化する環境を350社以上の顧客へ提供してきたノウハウを生かし、設備環境に合ったデータ収集・活用プランの提案、現場に応じた最適なセンサの取り付け位置の調査・提案からサポートを行う。

収集データは「生産進捗」「直行率」「稼働率」「エネルギー量」といった指標の数値やグラフとして工場全体を一元監視できる「i-BELT Viewer」を活用し、工場の状態を俯瞰的に把握。

工場の経営課題と各装置の状態がいかに関連しているかを視覚的に把握・共有し、現場の一人ひとりが工場長の視点で課題解決に取り組むことが可能となる。

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▲i-BELT Viewerイメージ図

出典:オムロン「i-BELTサービス第2弾『現場課題の見える化・分析サービス』を開始」


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。