アマダと富士通、IoT活用で協業 センサと稼働データで予知保全実現

アマダと富士通、IoT活用で協業 センサと稼働データで予知保全実現

 アマダと富士通は、アマダが提唱する近未来のモノづくり「V-factory」の一環として、IoTを活用した新たなサポートサービスを構築するため、顧客とアマダをIoTでつなぐ機器「V-factory Connecting Box」の開発とビッグデータ活用において協力する。

 「V-factory Connecting Box」は、マシンからのセンシングデータや稼働ログデータを、安全かつ安定したネットワークで取得。富士通の「FUJITSU Managed Infrastructure Service FENICSII M2Mサービス」を用い、高いセキュリティを確保したネットワークにより、モノづくりのあらゆる情報を提携させるプラットフォーム「FUJITSU Manufacturing Industry Solution COLMINAプラットフォーム」でデータの蓄積や分析を行う。また、OPC-UAとMT Connectのデータ交換標準規格に対応し、アマダ以外ともオープンな情報連携を可能にする機能を備えている。

 両社は「V-factory」のサポートサービスにより、データ分析から予兆検知などを行うことで生産を止めないサポートを実現するほか、マシンの稼働状況を把握して業務効率向上のための気づきを提供するなど、顧客のモノづくりを支えていくことが可能になるとしている。

アマダホールディングスがIoTを活用したサポートサービスを富士通と構築することで合意


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。