【2018年7月第2週工場新設・増設】セブンイレブン、ホンダ、京セラなど
【日本国内】
▶セブン-イレブン・ジャパン
セブン-イレブン・沖縄は、2019年秋ごろに予定している沖縄県への初出店に伴い、取引先である武蔵野沖縄と連携のうえ、デイリー商品を製造する専用工場を沖縄県浦添市に建設する。
同グループは18年6月に沖縄県への出店を表明。24年2月までに県内に約250店の出店を予定しており、現地における工場や配送センターの設置等のインフラ整備を順次進める。
敷地面積は2万3217.71平方メートル、製造カテゴリーは米飯類、調理パン、麺類、総菜、サラダ等。竣工は19年7月の予定。
▶ヤマトホールディングス
ヤマトオートワークス(東京都中央区)は、全国トップクラスの工場数を誇り、多様な産業が集約して所在する大阪府東大阪市に、18年11月、車両整備工場「スーパーワークス東大阪工場」を竣工する。
同社はトラックやバスなどの直営整備工場の中でも作業効率を大幅に向上した「スーパーワークス」を全国展開し、計画作業に基づいた整備の実施、作業の標準化や作業状況の可視化による安全・高品質な整備に取り組んでいる。
敷地面積は3400.53平方メートル、床面積は1066.74平方メートル(重量鉄骨造2階建て)。国内4大トラックメーカー(大型車から小型車まで)、ハイブリッド車、LPG車、CNG車、フォークリフトも対応可能。
営業開始は18年12月1日の予定。
【海外】
▶本田技研工業
中国における二輪製品生産販売合弁会社である新大洲本田摩托(新大洲ホンダ)は、江蘇省太倉市に新工場を建設する。
中国の二輪市場は18年に約700万台を見込んでおり、世界最大市場のひとつとなっている。同社は環境対応力や生産効率の向上、開発機能の強化を目指して上海市から太倉市への工場移転計画を進行。太倉工場は各工程の自動化にも積極的に取り組むなど最新鋭の生産技術を取り入れ、開発機能やテストコースも備えた新工場として、18年8月より稼働を開始する。
生産能力はこれまでの上海工場と同規模の約50万台/年。国内市場に加え、全世界50を超える国や地域に完成車および部品を供給し、グローバル輸出拠点として最も重要な生産拠点のひとつとなる。
▶京セラドキュメントソリューションズ
複合機およびプリンターなどの増産に伴う生産能力増強のため、京セラドキュメントテクノロジーベトナムに第3工場を増設する。
ベトナム工場は、中国工場(広東省)に続き、12年から生産を開始した同社にとって2つ目の海外工場。複合機やプリンターの製造拠点としての機能のみならず、研究開発機能を併せ持つ複合工場とするために、本社R&Dセンターにベトナム人社員を研修生として派遣し、その能力を生かせる職場環境を提供している。
建築面積は1万4518平方メートル、延床面積は3万1948平方メートル(RC造2階建て)、量産開始は19年7月下旬の予定。