【2018年4月第3週工場新設・増設】神戸製鋼所、日立金属など

【2018年4月第3週工場新設・増設】神戸製鋼所、日立金属など

【日本国内】
▶︎神戸製鋼所
今後の自動車用超ハイテン鋼板の需要拡大に対応するため、加古川製鉄所薄板工場(兵庫県加古川市)に、新たに薄鋼板の連続焼鈍設備を中心とした設備投資を実施する。

同社は自動車用ハイテン鋼板の生産拠点として日本(加古川製鉄所)、米国(プロテック社)、中国(鞍鋼神鋼冷延高張力自動車鋼板)と、日米中3極でのグローバル生産体制を整備。同設備投資により、加古川製鉄所は高加工性超ハイテン鋼板の生産拡大が可能となり、現在プロテック社で建設中の新溶融亜鉛めっきラインと合わせ、日米での高加工性超ハイテン鋼板の同時生産を実現する。

投資額は約500億円、生産能力は年間24万トン 。稼働開始は21年2月の予定。

▶︎日立金属
有機ELパネル用やリードフレームなどをはじめとする電子材料の旺盛な需要に対応するため、安来工場(島根県安来市)の生産能力を増強する。

冷間圧延工程の建屋を拡張するとともに、生産性の高い広幅の圧延機、焼鈍炉等を導入することで、冷間圧延工程の生産能力を大幅に拡大。特に有機ELパネル用材料については、21年度までに約3倍(17年度比)に増強する。生産能力の増強、販売体制の強化といった成長戦略の実行により、電子材料事業の20年度売上規模1000億円を目指す。

投資金額は約90億円、稼働開始は20年度上期を予定。

【海外】
▶︎アドテックプラズマテクノロジー
高周波電源、マッチングユニット、ケーブルの製造および販売を行うベトナムの子会社Phuc Son Technologyが新工場を建設する。

半導体・液晶関連市場において、スマートフォン等向けの成膜装置メーカー、IoT機器の普及などによる半導体製造装置メーカーの設備投資は引き続き好調に推移するものと予測。当該工場が稼働することにより、19年8月期中に生産能力を現在の2倍となるように取り組んでいく。

敷地面積2万平方メートル、延床面積は工場5000平方メートル、管理棟1400~2000平方メートル、投資額は約300万米ドル(3億1800万円)。

着工は18年6月頃、完了は18年12月頃の予定。

▶︎東レ
米国の子会社Zoltek Companiesが、ラージトウ炭素繊維の生産設備であるハンガリー工場の生産能力を現行の年産1万トンから1万5000トン強に増強する。

設備投資額は約1億3000万USD(約137億円)で、20年度初めの生産開始を予定。また、現在メキシコ工場の能力を年産5000トンから1万トンに引き上げる設備増強を実施中で、今回のハンガリー工場での増強後には、全体で年産約2万5000トン強の生産能力となる。

ラージトウ炭素繊維はフィラメント数が4万本以上の炭素繊維。産業用途向けの需要が急拡大しており、なかでも風力発電機翼用途では、欧州をはじめ中国、インドを中心としたアジアや南米でも需要が増えている。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。