【2017年10月第1週工場新設・増設】東プレ、昭和電工など

【2017年10月第1週工場新設・増設】東プレ、昭和電工など

【日本国内】
▶︎滝澤鉄工所
岡山市の本社事業所敷地内に本社第5工場を増設。NC旋盤の製品組立、ユニット部品組立、部品倉庫として使用する。

近年ニーズが拡大している「ターンキー」案件の需要増加に対応し、全社的な生産性と収益性の向上を図るとともに、部品保管における外部倉庫への依存を低減させ管理コストを削減。加えて、老朽化した一部既存工場の将来的な建替えを見据え、生産体制の計画的整備を図る。

建築面積は約1740平方メートル、延床面積は約3100平方メートル、鉄骨構造2階建てで、建設費は約8億円(主要な付帯設備を含む)。

▶︎東プレ
トヨタ車体からの自動車向けプレス部品の新たな受注決定に伴い、子会社である東プレ東海が、三重県員弁郡に自動車用プレス部品工場を増設する。

工場増設面積は5000平方メートル、出荷場設置は2500平方メートル、既存工場改造面積は1350平方メートル、総投資額は約16億円。稼働開始は19年2月の予定。

▶︎中村屋
埼玉県入間市に中華まんじゅうの新工場「中村屋武蔵工場(仮称)」を建設する。生産能力を増強して増産体制を確立するとともに生産の効率化を図る。新工場の建設にあたって、既存建物の一部の継続使用を予定。

敷地面積は約8万3000平方メートル、工場面積は約1万5000平方メートル(新築部分)、投資総額は約100億円(建物・設備)。生産開始は18年8月の予定。

【海外】
▶︎JCU
中国湖北省に工場および技術サービス機能を有する子会社を設立する。中国における売り上げがグループ全体の3分の1を占めるまでに成長。より中国事業の強化を図る。

事業内容は、表面処理薬品の製造、販売およびめっき試験加工および分析など技術サービスの提供。新会社の資本金は1億8000万人民元。

▶︎昭和電工
連結子会社である昭和電工新材料(珠海)(SDNZ)が、中国広東省に熱硬化性成形材料(Bulk Molding Compound、以下BMC)工場を建設した。同社グループのBMC事業は日本、上海、タイの3カ所に生産拠点を有しており、SDNZは上海に次ぐBMCの中国における第2拠点となる。

今後は日本、上海、珠海、タイの4拠点でのフル生産体制を早期に確立し、市場成長が見込まれる中国・ASEAN地域における機能性化学品事業の展開を積極的に進め、事業の拡大を進めていく方針。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。