【2017年6月第1週工場新設・増設】デンソー、日本ガイシなど国内新工場
【日本国内】
▶大同薬品工業
群馬県館林市に新工場「関東工場」を建設する。敷地面積は約2万7000平方メートル、設備投資額は約60億円、生産能力は年1億5千万本(ドリンク剤)。竣工は19年末、稼働は20年初頭を予定。
▶デンソー
グループ会社のデンソー福島(福島県田村市)に新工場を増設。カーエアコンやエンジンクーリングモジュール(ECM)などの自動車用熱機器製品に加え、新工場で新たにガソリンエンジン用燃料系製品のフューエルポンプ、インジェクターを生産する。
延床面積は約3万2100平方メートルから約5万6100平方メートルに拡張。投資額は23年までに約150億円、従業員数は同年頃には約600人まで増加する予定。着工は8月、竣工は18年7月、同年10月から順次生産を開始する予定。
▶日精エー・エス・ビー機械
長野県佐久市に新工場を建設する。敷地面積は2万7271平方メートル、建築面積は約1万5000平方メートル、投資総額は約33億円(工場敷地、建物及び機械装置等)。着工は12月、竣工は18年9月、生産開始は同年11月の予定。
▶日本ガイシ
岐阜県多治見市に半導体製造装置用セラミックスの新たな生産拠点「NGKセラミックデバイス多治見工場(仮)」を設立する。新工場での生産は製造子会社のNGKセラミックデバイスが行う予定。
延床面積は約3万4000平方メートル、設備投資額は約200億円、従業員数は生産開始時約50人(フル生産時約100人)。18年3月着工、20年4月から量産を開始し、半導体製造装置用セラミックスの生産能力を約25%増強することになる。
▶プリマハム
16年に竣工した茨城工場(茨城県土浦市)の新ウインナープラントと接続する形で、新ハム・ベーコンプラントを建設する。延床面積は約2万平方メートル、総事業費は180億円、生産能力は月産2500t。生産開始は19年6月を予定。
▶スプレッド
京都府木津川市に次世代型植物工場「テクノファームけいはんな」を着工。研究開発に特化した施設も設置する。
敷地面積は1万1550平方メートル、建物面積は3950平方メートル、人工光型植物工場(研究開発施設含む)で、鉄骨造2階建て。生産能力は日産3万株。
竣工は12月、稼動と出荷は18年以降の予定。単一のレタス工場として世界最大級の生産能力を持ち、栽培工程の自動化を実現した植物工場となる。
【海外】
▶豊田合成
インドでのエアバッグ等の需要拡大を見込み、生産子会社「豊田合成ミンダ・インディア」(TGMIN)の分工場として、インド西部のグジャラート州に「豊田合成ミンダ・インディア グジャラート工場」を設立する。同社のインド拠点は5カ所目。
土地面積は約2万平方メートル、建屋面積は約8500平方メートル、投資額は7億3200万ルピー(約12億円)。従業員数は2021年3月末で約330名を予定、売上高は21年度約25億ルピー(約40億円)を見込む。18年度後半から、エアバッグやウェザストリップ等の自動車部品を、スズキ・モーター・グジャラート(SMG)社に提供する。
▶パンチ工業
連結子会社の中国・盤起工業の大連工場を増設する。ライン新設、研究開発スペースの拡張、設備増強に向けたスペースの確保を行い、特注品生産の強化と生産能力の拡大に対応する。延床面積5619平方メートルの増床、投資額は約4億円。工期は5月〜2018年3月を予定。