【便利ツール】作業しながら作成、どこでも閲覧。簡単マニュアル作成ツール「Teachme Biz」(スタディスト)
「業務のマニュアル化や更新作業、手順書の最新版の共有など何かと面倒……」。
こんな問題を解決するのが、マニュアル作成ツールを開発するスタディスト(東京都千代田区)の「Teachme Biz(ティーチミー ビズ)」だ。
手順書を作成するために残業時間にわざわざ装置の設置場所まで行って操作手順をメモし、デスクに戻って清書するという面倒な作業や、作成したけど文字だらけになってしまい「分かりづらい」という残念な結果にならない同ツールは、今、大手企業を筆頭にさまざまな分野で導入されている。
スマホやパソコンなどマルチデバイスで簡単にマニュアルを作成・共有できるクラウドサービス「Teachme Biz」は、動画編集やスナップショット機能搭載のため、目で見てわかりやすい電子手順書の作成が可能。
スマホの場合、写真をドラッグで並び替えてコメントを載せればできあがりとなる。編集権限のあるメンバーや閲覧のみ可能なゲストなどのユーザー管理ができ、データの保全と不正アクセスの防止といったセキュリティ対策も整っている。
ID発行を行えば個人のスマホでもアクセス可能なため、いつでもどこでもマニュアルの閲覧ができ、PDF出力も可能。また、特定の人に期日を指定してマニュアルをタスクとして配信し、その進捗管理も行えるタスク配信機能は同社の特許技術となっている。
▲作業をしながら先に写真や動画を撮っていくと作成時間も早い!
創業メンバーは製造業のコンサルタントを行っていたこともあり、マニュアル作成にかかる負荷や無駄、またどうすれば解決に導けるかを熟知しているため、簡単に作成でき、効果的に情報を伝えられるマニュアル作成ツールを開発。
担当者しか知らないために起こる問題や、手順変更の更新・管理、指導者の不足、ベテランだけが知っている知識の伝承といった課題解決と同時に、「マニュアル作りが楽しくなった」「労働時間の削減ができた」と感想が寄せられ、業界を問わず活躍しているという。
技術やノウハウを会社の資産として残すために利用している金属加工メーカーなど、製造業でも導入が始まっている。
「Teachme Biz」のプランは3パターン。2018年6月1日からアカウント数によって料金が変わる新プランがスタートする。
▲写真の順番をドラッグで入れ替えると、番号表示も自動で変わるスグレモノ
▲「創業メンバーには1人もエンジニアがいなかったため、『自転車と同じで、やっていればできる!』と、本を読んで1からプログラミングの勉強を始めました」と教えてくれたスタディスト広報の朝倉慶子さん