「Team Cross FA」設立、スマートファクトリーの構築推進

「Team Cross FA」設立、スマートファクトリーの構築推進

ベンダー主体のワンストップで提供

FAプロダクツとオフィス エフエイ・コム、ロボコム、日本サポートシステム、ロボコム・アンド・エフエイコムらは、スマートファクトリーの企画立案から設計、建設、製造ライン、IT・デジタルシステムの構築までワンストップで引き受けることができる企業グループ「Team Cross FA」を設立した。

特定メーカーに依存しないFA・ロボットシステムインテグレータが中心となり、顧客の要望に応じて全体最適化された工場をイチから建設することができる「ファクトリービルダー」として活動を進めていく。

チームクロスFA
▲FAプロダクツ、オフィス エフエイ・コムら幹事会社5社とパートナー企業で発足

 

Team Cross FAは、企画の全体プロデュースを行うFAプロダクツ、各種開発・設計、エンジニアリングのオフィス エフエイ・コム、自動化システムの構想設計のロボコム、設備・部品の製造を行う日本サポートシステム、部品加工やライン立ち上げを担うロボコム・アンド・エフエイコムが幹事会社となり、5社を中心としてスマートファクトリーの構築を進めていく。

実際の生産設備を製造するリアルな生産技術と、シミュレーションを核としてバーチャル上で仮想工場・設備を構築して検証するデジタル生産技術を兼ね備え、特定メーカーに依存しないマルチベンダーとしてその時々に最適なシステムを構築できるのが特長。

体制は、企画設計からメカやエレ、ソフトウエア、IT等の技術者を中心に5社で500人の規模となり、現在も技術者を増員している。また、コンサルティングやITシステム、工場建屋の建設、保守、人材派遣などは鹿島建設、電通国際情報サービス、日立システムズ、日研トータルソーシング、ミツイワらサポート企業が支援する。

 

FAプロダクツの貴田義和社長は「この構想のはじまりは、飯野氏が20年前から訴えてきた、新しい製造工場を作るためには部分最適ではなく、ベンダーが手を組んで協力するチームが必要だという考えからだった。さまざまな分野に特化したベンダーが協力し、新しい工場を一貫してサービスしていくのがコンセプトだ。業界として全く新しい取り組みになり、この活動を通じて製造業がもう一度世界と戦っていけるようにしたい」としている。

日本サポートシステムの天野眞也社長は「日本は生産技術と製造技術がたくさん蓄積されている国だ。スマートファクトリーになることで人手不足解消や競争力の強化に加え、日本経済における外貨獲得の手段となり、ひいては世界を豊かにすることができる。しかしそれができる企業がこれまでなかった。建設からITまでそろい、それを実現するのが私たちだ」とし、オフィス エフエイ・コムの飯野英城社長は「最適な生産とは、売りたい商品を最速で作っていく仕組みのこと。それを実現する」と話している。

参考:Team Cross FA


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。趣味は釣りとダーツ。