「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。| ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
8月21日は「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」で縫製工場はお休みでした。
この「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、ラオス語では、ワン・ブン・ホー・カオ・パダップ・ディン(ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ)と言います。
使われている単語は次のような感じで、土地を守ってくれる霊(ラオスでは「ピー」と呼ばれます)があの世から戻ってくる日で、土地を守ってくる霊に感謝する日になります。
- 「ワン」:日
- 「ブン」:祭り
- 「ホー」包む
- 「カオ」:ご飯
- 「パダップ」:装飾する、魅力を与える
- 「ディン」:土地
そして、この「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」は、大多数が仏教徒が占めるラオスではとても大切な仏教という日で、職員がお寺にお参りにいってから出勤できるように毎年午前2時間お休みになっています。
しかし、今年は、この日が月曜ということもあり、全日休日になり、連休となりました。
では、具体的には、どのようなお祭りかというと、朝、お寺にお供え物をもっていきます。
この部分は、他の仏教のお祭りと一緒ですが、お寺の行く前に(夜が開ける前に)、食べ物などを門など家の周り4箇所(?)やお寺などにお供えものを置きます。
ここがこのお祭りの特別な部分であり、特徴です。このこのお供えものを置く時間は、朝の1時という人もいれば、朝の3時位という人もおり、けっこう曖昧です。このお供え物は、土地を守ってくれる霊(ピー)に供えるものです。
このお祭りのためのお供え物は次のようなものです。果物や、野菜、魚などたくさんのものを用意します。
上の写真の果物などを、バナナの皮で包み、当時の朝に家やお寺の周りにお供えをします。
下の写真は、バナナの皮にそのまま、お供え物を置いていますが、バナナの皮を笹舟のように折ってお供え物を置いたりもします。
※上の写真と下の写真は、別の家のものなので、お供え物の種類が少し違っています。
また、Lao Postというラオスの新聞にこの「ご飯を土地に讚える日」が紹介されていたので訳してみました。
この記事は、去年のこの「ご飯を土地に供え讚える祭り日」の記事になりますが、ラオスの仏教の日のこと、「ご飯の土地に供え讚える日」の持つ意味が分かりやすく紹介されています。
<仏教徒の人々が、「ご飯を土地に供え讚える祭りの日」に参加しました。みんなが集まり、とても幸せです。>
9月1日【去年の記事のため日付が違います】は、仏教徒の私たちが行ってきた12の月行事と14の仏教徒の義務に則った、「ご飯を土地に供え讚える日」でした。
この日は朝早くから、全国各地のお寺では、私たち一般の信者は、伝統に沿って、托鉢に参加し、お坊さんに寄進をしました。
また、男性も女性も、新品の綺麗な服を来て、着飾っていきます。
年配の方などは、托鉢のために、托鉢をするものを入れたカンやオー(お供え物をいれる鉢)や、ろうそく、お寺に供えるお花を持っていきます。
綺麗な心で、お坊さんに寄進するものを持って、お坊さんの前に並んで、幸せな心でお説教も聞きます。
また、この日には、信者の多くが、3つの大切なこと(仏陀、仏陀の教え、お坊さん)を思い出すとともに、功徳を積み、亡くなったご先祖様や父親、母親、お坊さん、親類の人々の魂が、お供え物を取りに来てもらえるように、いつもと違ってもち米のお菓子を作ります。
年配の方々は次のように言っています。
「ご飯を土地に供え讃える祭り」は、ずっと昔からラオスの人々が行ってきた12の月行事の9番目です。
昔は、「ご飯を土地に供え讚える祭り」は、亡くなった祖父母や親戚の人々が、住む場所や食べ物を得ることができるように、ご飯を、木や川、大切な建物に供えるものでした。
しかし、仏教が入ってきて影響力を持つようになってから、信仰の対象も変わり、お寺で托鉢やお坊さんへの寄進などもあるようになりました。
伝統的な「ご飯を土地に供え讚える祭り」の日は、旧暦の9月、月が欠ける14日目に定められています。今年(2016年)は、9月1日です。
仏教のお祭りですが、この「ご飯を土地に供え讚える祭り」という名前が残っています。
また、その土地の甘いものや、生鮮品、食べ物といった、お供えものやご飯、果物を持っていき、お寺の後や木の下に供えをするのは伝統的な「ご飯を土地に讚える祭り」と同じです。
目的は、家がなかったり、親類や友人のいない霊を助けることで、ここには昔から続く信仰があります。
この「ご飯を土地に供え讚える祭り」の準備や儀式執り行い方は、他の祭りとどのように違うのか。
前日には、親類がたくさん集まり、カオトン(笹の葉でもち米を包んだ料理)を作り、その他のご飯も準備します。親類が皆集まってから、お供え物をバナナの葉で包み置いておきます。
当日には、夜が明ける前の3時から5時に、バナナの皮に包んだお供え物を家の周りに置きます。それから、朝にはお寺に行き、お参りをし、お経を読み、托鉢をし、お坊さんへの寄進を行い、伝統に沿ったお説教を聞きます。
また、「ご飯を土地に供え讚えるお祭り」は、長年に渡って行われおり、ご先祖様への恩を思い出させてくれます。
したがって、私たちラオス人は、子どもや孫、次世代にもこれまで述べたような素晴らしい伝統を知ってもらい続けるためにも、この伝統を正しく行なわなければなりません。
以上が、訳文になります。
ラオス人がもっとも楽しみにしているお祭りにボートレースがあります。世界遺産として有名なルアンパバンでは、この「ご飯を土地に供え讚える日」にボート祭りに行われます。
また、ラオスとタイの仏教は、とても良く似ていますが、タイには一部のラオスに近い地域を除いて「ご飯を土地に供え讚える日の祭り」はないそうです。
このようにこのお祭りは、ラオスに土着のお祭りでもあり、とても大切な行事となっています。
※次からが、訳文の原文になります。
<ຊາວພຸດລາວ ຮ່ວມກັນໃສ່ບາດ ວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ຢ່າງເປັນຂະບວນຟົດຟື້ນ>
ວັນທີ 1 ກັນຍານີ້, ຊຶ່ງກົງກັບແຮມ 15 ຄ່ຳເດືອນ 9 ແລະ ເປັນວັນບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ, ຕາມຮີດ12 ຄອງ14 ຂອງຊາວພຸດລາວເຮົາເຄີຍປະຕິບັດມາ ແລະ ແຕ່ຮຸ່ງເຊົ້າຂອງມື້ນີ້ ຢູ່ຕາມວັດວາອາຣາມຕ່າງໆໃນທົ່ວປະເທດ ພວກເຮົາຈະເຮັດອອກຕົນຍາດໂຍມຊາວພຸດທັງຫຼາຍ ຈະມາຮ່ວມກັນຕັກບາດ, ຖວາຍສັງຄະທານ ແກ່ພະສົງຕາມປະເພນີ, ຕ່າງກໍຈະປະດັບປະດາໄປດ້ວຍ ເຄື່ອງນຸ່ງໃໝ່ທີ່ສວຍງາມທັງຍິງ ແລະ ຊາຍ, ເຖົ້າແກ່ອາວຸໂສກໍຈະຖືຂັນ, ຖືໂອທີ່ກະກອບໄປດ້ວຍວັດຖຸປັດໄຈ, ທູບທຽນ, ດອກໄມ້ບູຊາເຂົ້າມາໃນວັດ, ເພື່ອຮ່ວມໃສ່ບາດ ແລະ ຟັງເທດສະໜາຢ່າງພ້ອມພຽງຮຽງໜ້າ ແລະ ຈິດໃຈທີ່ຊື່ນບານ, ໂດຍໄດ້ນຳເອົາເຄື່ອງປັດໄຈທານຂອງຕົນໄປມອບແດ່ພະສົງສຳມະເນນ ດ້ວຍຈິດໃຈອັນຜ່ອງໃສ່ ແລະ ໃນມື້ນີ້ເອງທີ່ຊາວລາວສ່ວນຫຼາຍ ຕ່າງກໍຈະເຮັດພາເຂົ້າທິບ, ເພື່ອລະນຶກເຖິງຄຸນຂອງພະຣັດຕະນະໄຕຣ 3 ປະການຄື: ຄຸນພະພຸດ,ພະທຳ ແລະ ພະສົງ, ພ້ອມທັງອຸທິດສ່ວນບຸນກຸສົນ ໄປເຖິງດວງວິນຍານຂອງບັນພະບູລຸດ, ຄຸນບິດາ, ມານດາ,ຄູບາອາຈານ ແລະ ຍາດຕິພີ່ນ້ອງທີ່ລວງລັບໄປແລ້ວນັ້ນ ໃຫ້ມາຮັບເອົາເຄື່ອງປັດໄຈທານຕ່າງໆດັ່ງກ່າວ.ຕາມຄຳບອກເລົ່າຂອງຜູ້ເຖົ້າຜູ້ແກ່ວ່າ: ປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ເປັນຮີດ ທີ 9 ໃນ 12 ຮີດທີ່ຄົນລາວເຮົາເຄີຍສືບທອດປະຕິບັດກັນມາແຕ່ບູຮານນະການ. ເມື່ອກ່ອນປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນ ແມ່ນໝາຍເຖິງການເອົາເຂົ້າ ແລະ ອາຫານຕ່າງໆ ໄປບູຊາຕາມຕົ້ນໄມ້, ຕາມແຄມປ່າ, ຕາມຫໍເຈົ້າຫລັກເມືອງ ເພື່ອໃຫ້ຜີປູ່ຍ່າຕານາຍທີ່ລ່ວງລັບໄປນັ້ນ ໄດ້ມີຢູ່ມີກິນ. ແຕ່ຕໍ່ມາພາຍຫລັງທີ່ສາສະໜາພຸດເຂົ້າມາມີອິດທິພົນ ຄວາມເຊື່ອກໍປ່ຽນໄປພ້ອມນັ້ນ ຍັງມີການເຮັດບຸນຕັກບາດ, ຖວາຍສັງຄະທານຢູ່ຕາມວັດວາອາຮາມຕ່າງໆອີກດ້ວຍ. ປະເພນີບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ເພິ່ນກຳນົດໃນມື້ແຮມ 14 ຄໍ່າເດືອນ 9 ລາວ, ໃນປີນີ້ແມ່ນກົງກັບວັນທີ 1 ເດືອນກັນຍາ ແລະ ຍ້ອນຫຍັງຈຶ່ງມີຊື່ບຸນຫໍ່ເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ກໍຍ້ອນວ່າເອົາເຄື່ອງສັກກາລະບູຊາ, ເຂົ້າປາອາຫານແຫ້ງຕ່າງໆ, ມີທັງໝາກໄມ້, ຂອງຫວານຂອງຄາວຂອງກິນຕາມພື້ນບ້ານເຮົາ ແລ້ວເອົາໄປວາງໄວ້ ຕາມດິນແຄມທ້າຍວັດ, ກ້ອງຕົ້ນໄມ້ຕາມຄວາມສະ ດວກຂອງໃຜລາວ, ຈຸດປະສົງແມ່ນ ເພື່ອເປັນການອະນຸເຄາະແດ່ພວກຜີເຜດ ທີ່ບໍ່ມີທີ່ຢູ່ອາໄສໄຮ້ຍາດຂາດມິດ ເຊິ່ງມີຄວາມເຊື່ອທີ່ສືບທອດກັນມາແຕ່ບູຮານ.
ການກະກຽມ ແລະ ພິທີກຳກ່ຽວກັບບຸນເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ກໍບໍ່ຕ່າງຈາກບຸນອື່ນໆພໍເທົ່າໃດ ຄືຕອນແລງຂອງມື້ 13 ຄໍ່າ ພໍ່ແມ່ພີ່ນ້ອງທັງຫລາຍຕ່າງກໍຈະພາກັນຫໍ່ເຂົ້າຕົ້ມ, ກະກຽມເຄື່ອງຢູ່ຂອງກິນຕ່າງໆ ມາລວມກັນແລ້ວເຮັດເປັນຫໍ່ໄວ້. ເມື່ອຮອດມື້ 14 ຄໍ່າກໍພາ ກັນໄປຢາຍຫໍ່ເຂົ້າ ຕັ້ງແຕ່ເວລາ 3 ໂມງຈົນຮອດ 5 ໂມງເຊົ້າ(ກ່ອນແຈ້ງ).ຈາກນັ້ນ ໃນຕອນເຊົ້າມາ ກໍຈະພາກັນເຂົ້າວັດເຮັດພິທີໄຫ້ວພະ, ຮັບສິນ, ໃສ່ບາດ, ຖວາຍສັງຂະທານ ແລະ ຟັງທຳມະເທສະໜາຕາມປະເພນີ.
ບຸນເຂົ້າປະດັບດິນນີ້ ນອກຈາກເປັນບຸນອຸທິດໃຫ້ຍາດແລ້ວ ເຮັດໃຫ້ຜູ້ເປັນລູກຫລານລະນຶກເຖິງ ບຸນຄຸນຜູ້ເປັນບັນພະບູລຸດ ດັ່ງນັ້ນພວກເຮົາທີ່ເປັນຄົນລາວ ຈົ່ງຊ່ວຍກັນປະພຶດປະຕິບັດປະເພນີໃຫ້ຖືກຕ້ອງ ເພື່ອສືບທອດໃຫ້ລູກຫລານຜູ້ເກີດໃໝ່ໃຫຍ່ລຸນ ຮູ້ຈັກປະເພນີອັນດີງາມດີງາມດັ່ງກ່າວ.
(URL)https://laopost.com/2016/09/02/70584