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遠隔での《共同開発》の重要点

遠隔での《共同開発》の重要点

今日のコラムでは技術者の育成の一環として遠隔での協業について述べてみたいと思います。

技術競争が激化する昨今、国内外問わず離れた企業や組織の間で協力して仕事を進める共同開発も珍しく無くなりました。

どうしても協業、技術でいうと「共同開発」を行う場合、従来では現場に出張で向かい、打ち合わせを行う、状況を確認するというのが一般的なのかもしれませんが、これでは移動や日当といった経費がかさむばかりで前に進まないということが多々あるのではないでしょうか。

 

このような時、インターネットという情報技術をフルに活用するということを若手技術者に教育することをお勧めします。

情報技術が進化した近年、目の前のデスクトップ画面をフリーのSkypeでさえ簡単にシェアできるようになりました。

私もクライアントとの簡単な打ち合わせはSkypeで行うこともあります。

 

現地に行かなくても遠隔で情報を共有し、また情報を交換するという業務形態を根付かせるというのは、今以上にスピード感の求められる情報化社会で必須のスキルとなります。

では実際にこの文化を根付かせるためにはどうすればいいのでしょうか。

最も効果的なのは中堅以上の技術者が見本を見せることです。

 

出張に行かずに遠隔で会議を開き、情報の共有や方向性の決定といったことを実現することを示すことこそ最良の教育となります。

ただし、残念ながら共同開発においては、「現地に行って打ち合わせを行わなければならない」といった慣習的な考えが根付いているのも事実です。

この慣習を打破するためには中堅以上の技術者の柔軟な姿勢こそが大切になってきます。

 

遠隔でも仕事を進めることができる。

是非、実例として示していただきたいことです。


技術者育成研究所所長・FRPコンサルタント。入社2~3年目までの製造業に従事する若手技術者に特化した法人向け人材育成プログラムを提供し、自ら課題を見つけそれを解決できる技術者育成サポートを行う。◎東京工業大学工学部高分子工学科卒業後、ドイツにある研究機関 Fraunhofer Institute での1年間のインターンシップを経て同大学大学院修士課程修了。世界的な展示会での発明賞受賞、海外科学誌に論文を掲載させるなど研究開発最前線で業務に邁進する一方、後身の指導を通じて活字を基本とした独自の技術者人材育成法を確立。その後、技術者人材育成に悩みを抱えていた事業部から、多くの自発的課題発見/解決型の技術者を輩出した。◎11年にわたる企業の技術者勤務の後、自らの専門性を生かし複数企業と直接顧問契約を結ぶFRPコンサルタントとして独立。サポートを行う中で多くの企業が技術者人材育成に苦労している実情に直面。過去の技術者育成経験から、「一般的な人材育成」と異なる技術者に特化した「技術者人材育成」が必要と考え、「技術者人材育成研究所」を創業。FRPコンサルタントとしてFRPに関連する高い専門性の技術指導やサポートを行う一方、その受け皿となる現場の技術者の人材育成にも精力的に取り組んでいる。◎主な著書に『技術報告書 書き方の鉄則』、『CFRP~製品応用・実用化に向けた技術と実際~』(共著)など。◎Professional member of Society of Plastics Engineers( SPE; 米国プラスチック技術者協会)◎– 高分子学会(The Society of Polymer Science) 正会員◎– 繊維学会(The Society of Fiber Science/Technology)正会員◎– NPO インディペンデント・コントラクター協会(IC協会)正会員◎– 国立大学法人 福井大学 非常勤講師 http://engineer-development.jp/