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若手技術者にできるだけ早めに経験させること

若手技術者にできるだけ早めに経験させること

技術者のプライド

技術者は一般職として入社した社員よりも、「自分は専門性が高い」というプライドがあります。

このプライド故、仕事の幅を自分で狭めてしまい、後々の成長率が鈍っていくということになりがちです。

 

理由は簡単です。

自分のやりたい仕事だけに集中し、それ以外の仕事は自分の仕事ではない、というようなスタンスの社員に他の社員は力を貸さないからです。

 

仕事のスケールが大きくなればなるほどさまざまな人の協力が必要となってきます。

それが必要となった時になって慌てて人脈を作ろうと思っても手遅れなのです。

 

こうならないためにも、早い段階で

「『雑用』をきちんと行う」

ということを刷り込ませなければなりません。

若手技術者に雑用を行わせる理由

普通のサラリーマン技術者の仕事の中で、高い専門性が必要とされるようなものはごく一部。

しかもそのような仕事をこなすのは百戦錬磨の中堅技術者であり、入ったばかりの若手技術者には求められません。

 

それよりも若手技術者は、

「言われたことをきちんと行い、納期内に必要とされる品質でアウトプットを出す」

ということに注力させなければなりません。

 

そしてこのような雑用に対する愚直な試みを多くの人は目にすることとなり、そのひたむきな姿勢を評価した人たちが、後になってその若手技術者が前線に出た時に力を貸してくれるのです。

 

専門性が高いと自負している若手技術者に雑用をきちんとやらせる。

今後の投資という意味でも是非実行してください。


東京工業大学工学部高分子工学科(有機化学)卒業後、ドイツ研究機関 Frauhofer Institute にて1年間医療材料研究のインターンを終了し、東京工業大学大学院修士課程(高分子応用研究)修了。学術論文一覧は研究者向けSNSである ResearchGate にて公開中。◎大手機械メーカーの航空機エンジン部門にて、10年以上にわたりFRPに関連する業務に従事。社内試作から始まったCFRP航空機エンジン部品の設計、認定開発、海外量産工場立ち上げを完了。本部品は先進性が高いという評価を得て、世界的FRP展示会 JEC にてInnovation award受賞。新規FRP材料研究においては、特許や海外科学誌への論文投稿掲載を推進し、Polymer Journal、Polymer Compositesをはじめとした科学誌に掲載。◎主な著書に『CFRP~製品応用・実用化に向けた技術と実際~』(共著)など。◎Professional member of Society of Plastics Engineers( SPE; 米国プラスチック技術者協会)◎– 高分子学会(The Society of Polymer Science) 正会員◎– 繊維学会(The Society of Fiber Science/Technology)正会員◎– NPO インディペンデント・コントラクター協会(IC協会)正会員◎– 国立大学法人 福井大学 非常勤講師 http://engineer-development.jp/