日独の展示会の違いを楽しむ

日独の展示会の違いを楽しむ

連休前の4月末にドイツのハノーバーメッセに行き、先週は東京ビッグサイトで行われていたIoT・M2M展を回った。ドイツと日本、土地と人と商習慣が変わると、こんなに展示会の様子が変わるものかと驚きつつ、その違いを楽しむことができた。

▼ハノーバーメッセは東京ビッグサイトの5倍の広さの会場で行われる。そのため各社のブースは日本よりもはるかに大きく、スペースにも余裕があり、どのブースにも座ってじっくり話せる商談エリアが設けられていた。大手企業の場合、コーヒーや紅茶、ジュース(ビールも!)だけでなく、おつまみや軽食の提供もあり、いたれり尽くせりの高待遇。これは日本では味わえない体験だった。これらは誰にでも提供されるというわけではなく、あくまで見込み度の高いお客のみ。「ヨーロッパの展示会は商談会である」と聞いていたが、まさにその通りだった。

▼そんな雰囲気を味わった後なので、IoT・M2M展は新鮮な気持ちで味わうことができた。商談ブースはなく、実機を使ったアプリケーション展示と紹介パネルが並ぶブース。説明を受けなくても大体の展示内容は分かる。メーンステージでは頻繁にプレゼンテーションが行われてにぎやか。ブース前でノベルティを配る多くのスタッフ。これらは日本では当たり前だが、ハノーバーではあまり見かけなかった。ドイツは商談がメーン、日本は製品を見せ、見込み客候補の獲得が主目的。そんな違いを感じることもまた楽しい。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ