日本人総経理・工場長は孤独?!(その4)

日本人総経理・工場長は孤独?!(その4)

前回の続きで、ある総経理の問題についてです。
 
生産が始まっているので対応の主体は工場側でした。ここで問われているのは技術的な対応や生産の条件設定、そしてその管理です。中規模な工場で総経理が陣頭指揮を取らなければ、中国人スタッフも動かない、まだそんなレベルでした。
 
技術的な面が苦手な総経理はわからないながらも、自分なりに状況を整理して生産条件を設定するためのテスト指示を出し、その結果を見て次の対応を決めることをやっていました。
 
頑張ってはいたのだけれども、自分がやっているやり方が本当にいいのか、これで解決に向かうのか、本当はもっと違うやり方があるのではないかと言う想いが常に頭をよぎっていました。
 
本社から責任者として送り込まれているので、出来ないとは言えず、上記のような想いも本社サイドには言えずに1人で苦闘していた。ひょんなことからわたしにはそれら想いを切々と語ってくれたのです。
 
これを読んで本社にちゃんと言って応援をしてもらえばいいじゃないかと思っている読者の方もいるだろう。しかし、そんな単純なことではないのですね。
 
工場トップとしてその立場に立つと、簡単に本社に応援を頼めない、工場サイドで何とかやらなくてはならないと考えるものです。そう今後の自分のキャリアもかかっているのだから。
 
話は変わりますが、この総経理、労務管理は信頼おける中国人に任せており、基本的に最終承認だけを行っているが、そこでしっかりと押さえている。言い方は悪いが任せている。中国人の好き勝手や暴走は許していない。
 
労務管理に関しては、このやり方でうまくやっているトップの方が多いように思う。
 
中国人のことは中国人に任せて、ポイントだけはしっかり外さないようにすることがよいのではないか。
 
toimprove/” target=”_blank”>出典:中国工場での品質管理・品質改善


KPIマネジメント代表・チーフコンサルタント◎電機系メーカーにて技術部門、資材部門を経て香港・中国に駐在。現地においては、購入部材の品質管理責任者として購入部材仕入先品質指導及び品質改善指導。延べ100社に及ぶ仕入先工場の品質改善指導に奔走 ◎東京都/千葉県商工会連合会専門エキスパート(品質管理、製造業指導) GCS認定コーチ◎日本生産性本部経営アカデミー講師 名古屋外国語大学非常勤講師 セミナー/企業研修講師多数◎中国工場コンサルティング実績 日系中国工場品質改善及び管理体制の見直し(広東省)、中国企業品質管理体制の構築(福建省1社)、中国企業労務人事管理監査対応指導(パートナーコンサルタントと共同で実施:広東省1社)、米国D社の労務人事監査指摘事項への対応を指導、中国工場品質管理体制の構築(広東、大連など2社)、中国工場運営管理支援(広東1社)、外観検査の精度向上指導(広東1社)、中国生産委託先工場監査代行(広東1社) 国内工場管理の見直し及び製品コストダウン、外灯製造会社の5S指導、金属加工会社の品質管理・改善、生産性向上指導(1社)、金属加工会社の組織再構築、経営改革指導(1社)、板金塗装会社の5S指導(1社)、環境関連企業の新工場立ち上げ支援(1社)◎製造業向け社員研修実績 中国人管理者教育(広東、大連、厦門など3社)、コーチング研修(2社)、来日した中国企業スタッフ研修、中国赴任前研修(パソナ様)、若手社員向け中国工場の問題点と対処法(和歌山県工業技術センター様)、中国工場品質管理講座&異文化コミュニケーション(富士通テレコムネットワークス様)、仕入先様品質管理勉強会 テーマ:中国工場での品質管理の進め方(株式会社オートバックスセブン様)、中国への生産委託に伴う工程/品質管理のポイント(N社様、I社様) ◎著書 こうすれば失敗しない!中国工場の品質改善<虎の巻>(日刊工業新聞社)、雑誌「標準化と品質管理」2012年8月号特集記事執筆(日本規格協会)、外観検査の不良見逃し・ばらつき低減(技術情報協会・共同執筆)、通信教育講座「外観目視検査の進め方と留意点」担当講師(テキスト執筆、添削指導) ◎KPIマネジメント http://www.prestoimprove.com/index.html ブログ「中国工場での品質管理・品質改善」https://ameblo.jp/prestoimprove/