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教育方法を知的財産権で守る「日本サロネーゼ協会」

教育方法を知的財産権で守る「日本サロネーゼ協会」

協会アワード2015 文部科学大臣賞受賞の「日本サロネーゼ協会」

一億層活躍社会が叫ばれ女性の幅広い社会進出が注目されています。

そして、就労・子育て支援などの社会的課題に教育という側面から取り組む優れた事業を表彰する協会アワード2015において文部科学大臣賞を受賞したのが、子育てママを支援する一般社団法人日本サロネーゼ協会です。

 

当協会は、自宅等でサロン(教室)を開催して「好き」を仕事に活躍する女性を多数輩出することが認められ受賞をしました。

具体的には、当協会はアイシングクッキーやカップケーキなどのお菓子作りについて日本で初の短期資格取得講座を開発し、5000名の講師を育成。

初心者が短期で講師になれる独自の認定講座、資格取得後の細やかなサポート、スキルアップや講師交流の機会提供等の特徴により、多数の講師養成・女性の雇用創出などの高い社会貢献が評価され受賞に至りました。

講座と知的財産権

当協会は知的財産権の活用にも力を入れています。

当協会は新しく講座を開発し続け、講座名や資格については意識的に商標登録を行っています。

最近では、和菓子の練り切りを美しく造形する講座及び資格に対して「練り切りアート」として商標登録を取得。

 

講座名や資格が端的に一言で理解できる名前について、新しく商標登録をとることで当協会の独自性を作り他の教育機関との鮮明な違いを出しているのです。

当協会の講座や資格を受講した人でなければ、受講後にそのことを謳おうにも商標登録された名称を使うことができません。

そのため、受講される方にとっても他の教育機関にはないメリットを得ることができるのです。

 

また、当協会は、商標登録を持つことにより、ある一定の品質に達しないものについてはその商標を使わせず、講座の品質を保つことができます。

品質を保たれた講座だからこそ受講生にも魅力を感じてもらえるのです。

さらに、当協会では、お菓子の技術的な部分については実用新案登録を取得しているものもあります。

 

商標登録だけではなく教育に関わるビジネスにおいて知的財産権を総合的に考えて活用されているのです。

教育で世界を目指す

教育に関わるビジネスが日本で認められ、さらに今ではお菓子の本場であるイギリスの教育機関と連携をとるようにもなっています。

また、今は台湾や上海といったアジアの方面でも引き合いが増えてきており、世界に向けてお菓子作りのサロンを展開していく展望を持っているのです。

ビジネスが広がっていく中で、今まで意識していた知的財産権がさらに生きてくるのかと感じました。

 

ビジネスを広げる中ではさまざまな相手とビジネスを組んでいくことになります。

そのなかで大切な部分は知的財産権で守ることができれば「船の舵」は自分にあるのと同じと言えるからです。

理念や信念、そして品質を保つためにも知的財産権の活用が必要なのです。

一般社団法人日本サロネーゼ協会
URL : http://salone-ze.com/

代表理事 桔梗有香子氏

 

出典:『教育方法を知的財産権で守る「日本サロネーゼ協会」』開発NEXT


弁理士。コスモス特許事務所パートナー。1980年愛知県生まれ。愛知大学卒業、名古屋工業大学大学院修了。LECで弁理士受験の講師を務める。オモシロ特許研究会を主宰し、知的財産権の大切さを伝えるため全国で講演を行う。自身、商標権を活かしたアイデア商品を作るベンチャー企業、TimeFactory株式会社を設立、資格試験の受験生向けの商品などを手掛ける。著書に『社長、その商品名、危なすぎます!』(日本経済新聞出版社)、『理系のための特許法』(中央経済社)等がある。 特許・商標・ものづくりを応援するフリーペーパー『開発NEXT』を発行、「開発NEXT Web」( http://kaihatsu-next.com/ )を運営している。