今年の製造業の流行語は?

今年の製造業の流行語は?

この季節になると毎年、流行語大賞の話題が世間を賑わす。今年は「ハンドスピナー」や「うんこドリル」といったヒット商品、「インスタ映え」「ユーチューバー」「炎上○○」といった社会現象、「ちーがーうーだーろー!」や「忖度」といった政治の話題、「ひふみん」「藤井フィーバー」など話題の人物に関係したものがノミネートされている。昨年の大賞は「神ってる」だったが、今年は一体何が選ばれるのだろうか。

▼製造業に限った場合、今年の流行語といったら何をイメージするだろうか? IoTやインダストリー4.0、AI、自動運転、スマートファクトリーなどは、いま製造業を取り巻くトレンドではあるが、言葉としては使い古された感がある。今年でいえば「コネクテッドインダストリーズ」「予知保全」「サイバーセキュリティ」「エッジ」あたりになるだろうか。こう見るとほぼIoT関連ばかりだが具体的な言葉に落とし込まれており、それだけIoTが身近になってきたということを感じさせる。

▼本家の流行語大賞の場合、ノミネートされた言葉はその時点での流行りものである。しかし先に挙げた製造業版の流行語は、メディアが取り上げて騒がれたものであり、その時点ではまだ実用化や普及段階でないことが多い。流行の兆しが見えた程度だが、業界内の期待は大きく、これからやってくるのは確実である。変化が激しく、先が読めないこの時代、次に来る流れをキャッチし、そのための下準備を進めておくことが欠かせない。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ