ハードとソフトは表裏一体

ハードとソフトは表裏一体

5年ぶりくらいに趣味の自転車を再開した。乗り出す前に整備が必要だと思い、車体全体を丸洗いしてギアやチェーンに油を挿し、ブレーキの調整などを行った。

以前は大して気に留めていなかったが、あらためて自転車の各パーツを見ると本当に無駄がなくて美しい。それが精密に組み付けられ、ペダルの動きに合わせてギアが回転してチェーンで後輪に動力を伝え、タイヤが地面を蹴って加速する。

世の中はインターネットや電子機器が全盛だが、メカ技術の楽しさ、アナログ的なものづくりの素晴らしさを再確認した。

 

▼最近は子供の習い事でプログラミング教室がはやっているらしい。2020年度からは小学校でのプログラミング教育が必修となるとのことで、そうした背景も影響しているようだ。

いまはあらゆる機器がプログラミングされたソフトウエアで動く時代。WEBサービスやスマホのアプリを作るためにもプログラミング技術が必要になる。

子供のうちからコンピュータに触れてプログラミング技術やデジタル技術を身につけておくのは正しい選択だ。

 

▼いま世界のビジネスの主役はGoogleやAmazonといったITやソフトウエア、デジタル技術をベースとした企業である。時代のトレンドもデジタル技術であることは間違いない。

しかし忘れてはいけないのは、自動運転やスマートフォンをはじめ、いま世界に流通しているほぼあらゆる製品がソフトウエアとハードウエアが融合して出来上がったものであるということ。

ハードウエアとソフトウエアは表裏一体で、どちらがなくても正しくは動かない。日本の製造業は両方を兼ね備えている世界でもまれな例。ぜひその強みを生かすような教育を期待したい。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ