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ゼネラル、高性能RFIDインレイ・ICタグ・ラベル製造事業に参入

ゼネラル、高性能RFIDインレイ・ICタグ・ラベル製造事業に参入

ゼネラルは、高性能RFIDインレイ・ICタグ・ICラベルの製造を開始し、新規参入する。

RFIDインレイは樹脂フィルム等の基材上に無線通信用アンテナとICチップを配した複合デバイス。ICタグ・ラベルはRFIDインレイを埋め込み加工したタグ・ラベル。

ゼネラルグループではラミネート加工・薄膜コーティング加工・アルミ箔への高精細印刷などの従来技術を活かしてアンテナ用フィルムロールを製造しており、新たにICチップ実装装置を導入することでRFIDインレイ・ICタグ・ラベルを製造する。

 

近年のIoT技術の浸透と個別管理の要求の高まりを受け、アパレルメーカーではICタグの導入が進められており、製品の入出庫管理や棚卸しなどでの作業工数の削減、実在庫の把握による販売機会損失の軽減などで合理化に役立っている。

また、コンビニ業界では人手不足の問題が背景にある中、ICタグによる無人レジ化を経済産業省主導で推進する動きがあり、流通業界におけるPOSシステムからRFIDシステムへの置き換えが加速されつつある。

 

このような中、これまでのアパレルやコンビニ業界での導入・実証実験で電波を利用するICタグ特有の様々な問題点が浮かび上がってきている。

例えば、服飾製品や紙類など製品を重ねて梱包した場合にICタグ同士が重なることで電波が干渉し、読み取り率が低下することや、金属製品や液体の入った製品による電波の干渉や吸収による読み取り不良などが挙げられる。

加えて、現在使われているインレイの大半が中国で作られており、製造方法や構造上の問題による読み取りが出来ないICタグの混入があり、読み取り率低下の原因となっている。

 

そこでゼネラルは耐久性が高く重ね読み、金属・液体対象物での読み取り性能に強みを持つ(株)村田製作所製 ICストラップ(マジックストラップ?)を採用。性能を最大限に引き出せるインレイ化が実現したことで信頼性の高い国産高性能RFIDインレイ・ICタグ・ラベルとして、アパレルのみならず読み取り率100%を目指す日本のFA市場へ商品を提供する。

今夏より、年間1億個のインレイ販売を計画、来年度には高速実装装置の導入により年間製造能力を拡大させる。3年後にはさらに量産体制を拡大し、アンテナの印刷化やICストラップの開発による低価格化を実現させ年間20億個の販売を目指す。

参考:ゼネラル


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ