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シーメンスPLMの最新グローバル戦略 デジタライゼーションを強力に推進

シーメンスPLMの最新グローバル戦略 デジタライゼーションを強力に推進

シーメンスPLMソフトウェアは9日、年次イベント「Siemens PLM Connection Japan2017」を東京ヒルトンお台場で開催した。グローバルセールス、マーケティング、サービス担当のロバート・ジョーンズエグゼクティブ・バイスプレジデントが来日し、最新のグローバル事業戦略とデジタライゼーションについて紹介した。

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ジョーンズ氏ははじめにアクセンチュアCEOの「2000年以降、フォーチュン500社の半数以上が消えた主な原因はデジタルにある」との言葉を引用し、デジタル化への対応の遅れが企業の存続に大きく影響することを指摘。失敗する原因として「デジタルを戦略の中心に置いていない」「サイロ化された技術に投資している」「現在の手作業を自動化するためだけにデジタルを利用している」「デジタライゼーションでなく、デジタイゼーションだと思っている」とした。

ついでアイデアを製品に落とし込む設計開発から、製品を作る製造、その後の利用まで、すべてのプロセスに対し新たなテクノロジーが登場し、手法が変革していることを示唆。このイノベーションプロセスに対し、こうした新技術を活用して進めることが大切であり、同社は全体を通じてソリューションをできる唯一の企業である。全体最適となるデジタライゼーションがイノベーションのライフサイクルを一変し、継続的なビジネス変革を企業にもたらすと話した。

同社はデジタル・エンタープライズ・ソフトウェアの領域で多くのツールを提供し、さらにメンターグラフィックを買収したことにより、完全デジタル化に向けたビジョンが完成したことを報告した。

各プロセスに対する事例を紹介。アメリカの化学メーカーのFMC社は、パイプ設計に「HEEDS」を使って解析を自動化。半分の時間で従来の100倍もの反復設計が可能になった。スポーツ用品メーカーのキャロウェイゴルフは、ゴルフクラブのプロトタイプ製造にプッシュボタンプロセスを導入し、反復設計の回数を2・5倍にした。PCメーカーのデルは、Omneoを何百万件もの記録分析に活用。ファームウェアの問題特定の日数を15日から3日に短縮したことなどを紹介した。
 
また、デジタライゼーションをどう始めるかについて、既存の企業文化が変わること、トップが率先して進めることが肝要と話し、いずれ製品が変わることによって自然に変わっていくかもしれないとした。


1975年群馬県生まれ。明治大学院修了後、エレクトロニクス業界専門紙・電波新聞社入社。名古屋支局、北陸支局長を経て、2007年日本最大の製造業ポータルサイト「イプロス」で編集長を務める。2015年3月〜「オートメーション新聞」編集長(現職)。2016年5月〜「ものづくりニュース by aperza」編集長兼任。 趣味は釣りとダーツ