【IoT等活用事例】多様な業務経験が必要な切削加⼯の⾒積作業を省⼒化(...

【IoT等活用事例】多様な業務経験が必要な切削加⼯の⾒積作業を省⼒化(栗原精機)

事例のポイント

  • 図⾯情報等を⼊⼒することで⾃動で⾒積額が算定されるソフトを導⼊
  • 同仕組みの活⽤により、⾒積作業の負荷軽減が実現できると期待

企業概要

栗原精機(埼玉県川口市)は、精密機械加⼯として、削り出し加⼯を⾏う切削加⼯事業者であり、特に、丸い棒材を削っていく旋盤加⼯を得意とする企業。

従来から切削加⼯において協⼒関係にあった⽉井精密の依頼の元、⾒積作成ツール「Terminal Q」の活⽤とその普及・展開を⽀援。

IoT_8_栗原精機_企業概要

解決を目指した課題

切削加⼯では、加⼯⼯程が分からないと⾒積額の算出はできない。そのため⾒積業務は相応の経験が必要な作業となることから、社⻑等に業務が集中する。

その⼀⽅、⾒積依頼は波が激しく、例えば、数⽇で数百件の⾒積がたまることもあるため、⾒積作業の省⼒化が⼤きな課題となっていた。

課題への対応

きっかけ・経緯

同社と⽉井精密株式会社との関係は、過去に⽉井精密で受注した仕事の⼀部を協⼒したことから始まっている。その⽉井精密株式会社から、⾒積作業を省⼒化するツール「Terminal Q」を使ってみて欲しいとの依頼があった。

試⾏的に「Terminal Q」を使ってみたところ、社内の業務負荷軽減という点で、将来性を強く感じる仕組みであると感じ、「Terminal Q」の活⽤とその普及活動の⽀援に協⼒することになった。

具体的な解決手段

「Terminal Q」は、従来のソフトウェアやエクセル計算にはない⼯夫が組み込まれた仕組みであり、⾒積依頼に添付される図⾯の情報等を項⽬別に⼊⼒していくと、⾃動で⾒積額が算定されるソフトウェアである。

つまり、図⾯から計算価格を割り出していく仕組みであるため、従来、社⻑の頭の中でやっていた⾒積作業を、他の社員でもPC 等の画⾯の中で出来るものである。

このため、同社は本システムを導⼊して、⾒積作業を社⻑だけではなく、営業担当、技術担当と協⼒しながら⾏う体制づくりを進めている。

栗原精機

▲「Terminal Q」の導入例

メリット・効果

切削加⼯では、特に、相応の業務経験がないと⾒積作業を⾏えない分野である。「Terminal Q」は、図⾯の情報等を項⽬別に⼊⼒するだけで⾃動で⾒積額が算定できるため、通常の事務職員でも⾒積作業が可能になることに⼤きな期待を寄せている。

また、⾒積依頼は波が激しく、数⽇で数百件の⾒積依頼がたまることもあるなど、⾒積作業は負荷がかかる作業である。「Terminal Q」によって、図⾯の情報等を項⽬別に⼊⼒するという単純作業で⾒積額が算定できるため、⾒積作業の省⼒化につながる。

さらに「Terminal Q」を使い込み、⾃動⾒積結果を適宜修正していくと、より精度の⾼い⾒積もりが可能になるなど、⾒積実績のデータを蓄積することが同社の作業効率化につながると期待している。

IT/IoTツールを提供した中小ものづくり企業

切削加⼯業がクラウド⾒積サービスで新会社を設⽴
⽉井精密株式会社(東京都八王子市)

 

出典:経済産業省関東経済産業局『中小ものづくり企業IoT等活用事例集2017』


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