THK、複雑形状に対応する次世代マルチ吸着ハンドTNH08-V09を発売—ハンド交換不要・自動車部品向け・可搬7kg
この記事の内容をまとめると…
- 複雑形状のワークにフィットして吸着するロボットハンドの発売
- ハンド交換不要で多品種対応、段取り時間の削減
- 複数ハンドの組み合わせやセンサ搭載に対応
複雑な形状のワークの吸着に適した「次世代マルチ吸着ハンド TNH08-V09」を発売した。自動車部品業界向けに展開し、多品種への対応と段取り時間の削減をねらう。
次世代マルチ吸着ハンド詳細
モジュール化した本体に、吸着パッド付きの中空シャフトを9本備え、ワーク形状にフィットしながら吸着する。ハンド1つあたりの可搬質量は7 kgで、独自のクイッククランパーエレメント技術により安定した姿勢で搬送できる。1つのハンドで多品種のワークに対応でき、ハンド交換が不要となる。
どのように活用する?
複数のハンドを組み合わせることで、バンパーやランプ類などの大型部品の持ち上げに対応する。センサを搭載することで、ワークの検知や吸着状態の監視が可能である。
仕様・スペック
吸着パッド付き中空シャフト | 9本 |
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可搬質量 | 7 kg(ハンド1つあたり) |
技術要素 | クイッククランパーエレメント技術 |
センサ搭載 | ワーク検知・吸着状態監視に対応 |