TechShare、階段対応ロボ巡回点検システム「Patrobot」を2025年先行販売開始
この記事の内容をまとめると…
- TechShareが階段や段差のある3次元経路を自律巡回できるロボット点検システム「Patrobot(Beta1.0)」を先行販売
- 自社開発ナビゲーションエンジン「3D HALNA」を搭載し、複雑な巡回経路にも対応
- 複数の移動ロボットに対応し、拡張性・柔軟性が高い構成
TechShare株式会社は、階段、段差、スロープ、立体交差を含む3次元経路を自律移動できるロボット点検システム「Patrobot(Beta1.0)」のベータ版を、2025年1月6日から先行販売する。警備や点検の自動化を目的とした本システムは、産業施設内の巡回業務に向けた新たなロボットソリューションである。
Patrobot(Beta1.0)詳細
Patrobotは、自社開発のナビゲーションエンジン「3D HALNA」を搭載し、Unitree Robotics社の4足歩行ロボットやAgilex Robotics社の車両型移動ロボットに搭載可能。特に階段や段差、スロープを含む複雑な経路を自律巡回できることが最大の特長である。
基本構成は、3D Field Navigationユニット、巡視・点検用カメラユニット(Patrobot Camera)、運航管理ソフトウェア(Patrobot Control Desk)の3つ。カメラは6倍ズーム、30倍ズーム、サーモカメラの3種が用意されており、自動巡回中の遠隔操作や事前動作設定による自動撮影が可能。
さらに、移動ロボットの自動充電ユニットとの連携により、1日3回などの定時巡回も実現できる。また、APIによる外部システムとの連携機能も備え、第三者製のカメラやセンサーの搭載・制御も可能である。