PYTHON 480:小型パッケージの優れもの

PYTHON 480:小型パッケージの優れもの

グローバルシャッタCMOSイメージセンサであるPYTHONファミリーは、わずか2年前の発売以来、マシンビジョン、動作解析、高度道路交通システム(ITS)などの産業用アプリケーションにおいて、短期間に高速で高性能なイメージング・ソリューションの主流となりました。

VGAから25メガピクセルを超える解像度に対応した9種類のデバイスと、ファミリー全体をわずか2種類のPCB設計でサポートする設計互換性により、これらのデバイスは最も要件の厳しいアプリケーションを扱う顧客にとって必須ソリューションとなりました。

当社は、この成功に安座することなく、このプラットフォームのグローバルシャッタと低ノイズ性能を新しいアプリケーションで実現すべく、新たな方法を模索し続けています。

 

その結果のひとつとして、PYTHONイメージセンサ・ファミリーの最新メンバーであるPYTHON480を発表できることを大変喜ばしく思っています。

PYTHON480の仕様は、一見すると、既存のPYTHON500とあまり変わりないように見えます。

解像度も同じ800×600ピクセル(SVGA)であり、どちらのデバイスもその他の複数のPYTHONデバイスと同じ高性能4.8µmピクセルを使用しています。

 

しかし新しいデバイスは、既存デバイスよりも85%小さいCSPパッケージと、低電力バッテリー動作が可能な低消費電力仕様を備えており、サイズと電力の両方で最適化されています。

この新たな仕様により、従来のPYTHONファミリーの高品質のイメージング性能を維持し、120fpsのイメージング性能を備えるコンパクトで低電力のカメラの開発が可能となりました。

また、PYTHON480の手頃な価格設定により、低電力のコンパクトカメラも低コスト化が実現できるため、この新しいデバイスは、工業用オートメーション、ロボットビジョン、バーコードスキャン、衝突回避システムなどのアプリケーションに最適なソリューションとなります。

出典:『PYTHON 480:小型パッケージの優れもの』オン・セミコンダクター


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。