Piezo Sonic、超音波モータ活用アイデアソン2025開催報告—約30名参加・優勝は静音ゆりかご/次回12/6予定
この記事の内容をまとめると…
- 超音波モータを活用した業界史上初(当社調べ)のアイデアソン開催報告
- 約30名が参加、代表アイデアと審査結果を公表
- 次回開催は12月6日予定
株式会社Piezo Sonicは、2025年8月30日(土)に『次世代モーターアイデアソン2025』を開催した。超音波モータ「ピエゾソニックモータ」の認知拡大と活用アイデアの創出を目的とし、約30名が参加した開催報告である。
次世代モーターアイデアソン2025詳細
開催日:2025年8月30日(土)
会場:PiO PARK(羽田空港から一駅)
目的:超音波モータ「ピエゾソニックモータ」の認知拡大と活用アイデアの創出
参加者:エンジニア、士業関係者、デジタルクリエイター、学生など約30名
審査員:株式会社ピーバンドットコム 代表取締役社長 後藤康進氏、株式会社グローバルマーケット 代表取締役社長 篠崎貴優氏、当社代表 多田興平
■超音波モータの特徴(当日解説)
- 電力無しに姿勢を保持
- ゆっくりと力強く、静音
- 強磁力環境でも安定駆動
- 特性:高速回転や長時間駆動には不向き
- 活用例:監視カメラ、MRI周辺機器、ミラーなどの開閉機構、スマートシティロボット「Mighty-D4」
■アイデア創出の進行
- 社会課題のカテゴリ(自然・極地、日常生活、医療・福祉、災害・危険環境、産業・工場、交通・都市、宇宙・特殊環境)を提示
- 生成AI(Chat GPTなど)の利用可
■各グループの代表アイデア(抜粋)
- グループ1:静音ゆりかご(タイマー制御とバイタルモニタ機能を搭載し、入眠で自動停止)
- グループ2:スマート寝具(設定時刻にベッドが動き、掛け布団を絡め取る)
- グループ3:Release on Hit(自動照準器。風力・重力・気温をセンサーで感知し、静かに照準)
- グループ4:閉じる超音波さすまた(Y字部分が開閉可能。護衛ロボットへの応用も視野)
- グループ5:3D電子レンジ(トレーを立体的に動かし焼きムラを抑制。超音波モータを活用)
■審査結果
- 優勝:グループ1「静音ゆりかご」
- 審査員コメント(抜粋)
「子育ての苦労に寄り添った実用的なアイデア。大人の快眠ニーズにも応用でき、スリープテック市場への広がりも期待できます」(ピーバンドットコム後藤氏)
「どの案も僅差で甲乙つけがたいなか、実現可能性を重視して決定しました。Piezo Sonicの技術力は確かなので、みなさん一緒に盛り上げていきましょう」(グローバルマーケット篠崎氏)
「赤ちゃんが使うバウンサーから着想を得て、大人のための快眠を促すアイデアにつなげた発想が面白かったです。個人的には自動照準器のワクワク度は満点でした」(当社代表 多田)
- 副賞:高級菓子とギフトカード
■参加者の声(抜粋)
「普段は法務に従事しており畑違いですが、視野を広げられる機会になりました。」
「優勝できなかったことが悔しかったので、また参加したいです。次回のためにアイデアを考えておきます!」
「一つのアイテムからアイデアを創出するというチームワークも求められ、どんな異業種交流会よりも充実した時間を過ごせました。」
■次回開催予定
- 2025年12月6日(土)に東京・丸の内「NEXs Tokyo」にて開催予定
- 詳細は公式Xアカウント(@PiezoSonic)で後日案内
どのように活用する?
- 超音波モータの活用例:監視カメラ、MRI周辺機器、ミラーなどの開閉機構、スマートシティロボット「Mighty-D4」
その他
- 当社調べによる「業界史上初」の注記(2025年6月〜7月にインターネット検索、主要メディア記事、プレスリリースを対象に「超音波モータ」「アイデアソン」「ハッカソン」等のキーワードで調査)
- 会社概要(抜粋):株式会社Piezo Sonicは宇宙で活躍するモーターとロボット技術を開発し、その技術を活用して一般の環境で利用できるモーターとロボットを提供する宇宙ベンチャー(スタートアップ)である。創業者は超音波モーターの開発・研究に28年以上携わり、長寿命化を実現。ピエゾソニックモータとして精密搬送、医療機器、ロボット分野に展開している。ハードウェア、ソフトウェアともに自社開発し、搬送・検査用AMR「Mighty」は屋内・屋外・不整地走行が可能とされ、国内外の工場・プラントなどの産業施設での導入が進んでいる。製品は3C(Cool、Cute、Compact)に基づくデザインで、各種アワードを受賞している。
- 事業内容(抜粋):超音波モーターの開発・製造・販売/応用機器・搬送用自律移動ロボットの開発・製造・販売/コンサルティング開発サービス