Mouser Electronics、Renesasの高精度CO2センサモジュール「RRH47000」の取扱を開始
この記事の内容をまとめると…
- Mouser ElectronicsがRenesas ElectronicsのRRH47000 CO2センサモジュールの取り扱いを開始
- 高精度なCO2モニタリングを実現し、多岐にわたる分野に対応
- 評価キット「RRH47000-EVK」も併せて提供
Mouser Electronicsは、Renesas ElectronicsのRRH47000 CO2センサモジュールの取り扱いを開始した。本製品は高精度かつ信頼性の高いCO2モニタリングを実現する単一チャンネルの非分散型赤外線(NDIR)モジュールであり、産業用ビル制御、HVAC、室内空気制御(IAQ)、スマートシティ、工場、家電製品、需要制御型換気、空気清浄機、無線アクセスポイント、IoTなど多岐にわたる分野で空気質向上に貢献する。
RRH47000 CO2センサモジュール詳細
RenesasのRRH47000は効率的な設計が特徴で、0ppmから5,000ppmまでの測定に対応する自動ベースライン較正(ABC)機能を備えている。内蔵MCUによりデータの処理および出力が可能であり、単一チャンネルの非分散型赤外線(NDIR)CO2センサに加えて、相対湿度(RH)±3.5%の高感度を実現する湿度および温度センサが統合されている。動作温度範囲は-10°Cから+50°Cと広く、追加の補償部品が不要であるため、California Title 24、RESET Grade B、WELL、UBA、ASHRAE 62.2などの基準を満たす必要があるアプリケーションに適している。
また、同社ではRRH47000 CO2センサモジュール評価キット「RRH47000-EVK」も取り扱っている。この評価キットでは、RRH47000ドーターボードを介してCO2、温度、湿度の同時測定が可能であり、USB-Cコネクタによる直感的な評価ソフトウェア(ESComボード)の使用や、MCU評価キットとの接続を可能にするPMODピンコネクタも搭載している。使いやすいソフトウェアGUIによりセンサデータの可視化が容易になり、Renesasの環境センサやフローセンサに対応した包括的なセンサ評価が可能である。