IT導入補助金の申請サポートを通して感じたこと

IT導入補助金の申請サポートを通して感じたこと

こんにちは。テクノアの荒井です。

今年も多くの中小製造業様のIT導入補助金の申請をサポートしてまいりましたが、思うことがあり記事にさせていただきました。

それは、例年よりもIT導入補助金を活用したシステム導入が今年は特に多く、またこのことが「システム導入の目的」をより明確にし、共有しやすくしているということです。IT導入補助金を前提としたシステム導入というのは、補助金でより安く導入できるから、という動機が先行して、本来の目的が後回しになってしまわないかと個人的には心配しておりました。

しかしそのような懸念をよそに、補助金の申請書を作るお客様は、「会社の事業計画」や「システム導入の目的」と真剣に向き合って申請書を書き上げていきます。その結果、システムの導入目的が明確となり、申請書として形にすることで、会社全体で共有することができるのです。

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このIT導入補助金の申請書を作成する作業は、ITベンダーがお客様をサポートして、共同申請をする形になっています。ITベンダーはお客様と真剣に向き合って、事業計画や過去のIT導入の経緯、今回のIT導入に期待することをヒアリングして、そのお客様の事情に合ったITを提案することが必要です。また、お客様の企業規模や財務状況からも、適切なIT投資であるかどうか判断しなければなりません。

今後もシステム営業として、また中小企業診断士として、お客様の補助事業を成功へとお導きできるように向き合っていきたいと思います。たとえお客様の導入のきっかけが何であっても、本質を見誤らないようにすることが私達の存在意義であり、このことが、補助金を活用されるお客様にとっても本来の目的を見失わないことにつながると思っています。

 

参考:株式会社テクノア


中小企業診断士。大阪大学工学部機械工学科卒業 テクノアに営業職として入社。営業活動では、年間約250社の製造業を訪問して現場を多数経験。生産管理システム導入前分析、課題解決提案を専門領域とします ◎テクノアは、出荷本数4000社を超える国内トップシェアの中小企業向け生産管理システム『TECHSシリーズ』を開発・販売しているソフトウェア開発企業です。「外洋帆船経営」を標榜し、情報技術【IT文明】の進歩を先取して『人々がより人間らしい、ゆとりと生きがいがある生活』を実現するため、独創的なソフトウェアと付帯サービス【ソフト文化】の開発と提供を通じて社会貢献します。