IoT時代の技術者とは?ものづくり×IT人材育成プログラム、大阪で開始
おおさかATCグリーンエコプラザ(大阪環境産業振興センター、運営:スマイル・プラスカンパニー)は4月から、同プラザ内の「IATC(Industrial Automation Technology Center)」で、IA(Industrial Automation)技術者育成講座を開催し、IoT時代に求められる「ものづくり×IT」人材育成をスタートする。
近年、生産現場の自動化や知能化に取り組みたい中小企業が多い一方で、そのニーズに対応可能なITとものづくり両方に精通した技術者は不足気味。
これを受けて、関西のロボット関連企業などが「おおさかATCグリーンエコプラザ」内に開設したのがIATCで、IT活用により中小企業のものづくりを支援する拠点として活動している。
2017年4月からFA分野の技術者育成講座を開催。
講座では、技術者自動制御、PLCなどのFAの技術の基礎を、制御問題を解きながら学ぶ座学のほか、実際の設備に近い常設の模擬生産設備等を使った機械制御の体験演習を行う予定となっている。
またこれに先立ち、3月28日には大阪市立生野工業高等学校機械工作部員を対象に、本講座の体験講座を実施する。
体験講座開催概要
名称
IATC人材育成ビギナーコーストライアル
開催日時
平成29年3月28日(火)10:00~17:00
場所
IATC(アイエーティーシー)(Industrial Automation Technology Center)
※おおさかATCグリーンエコプラザ内(大阪市住之江区ATCビル11階)
主催
一般社団法人i(アイ)-RooBO(ローボ) Network(ネットワーク) Forum(フォーラム)
受講者
大阪市立生野工業高等学校 機械工作部員 5名(予定)
講師
有限会社 パーソナル・テクノロジー代表取締役 兼 一般社団法人i-RooBO Network Forum理事 坂本俊雄
内容
1.基本知識を得る~FAの技術の基礎
FAとは?、 自動制御について、 PLCについてなど
2.「考え方」をみにつける~制御問題を解きながら学びます
リレーによる論理回路、 シーケンス回路、 ラダープログラムの書き方など
3.実践する~実習設備で機械制御を体験します
パトランプを制御して点灯させる、 ベルトコンベアを動かす、 X軸Y軸を指定した位置まで動かすなど