IDCフロンティア、GPUやHPCサーバー向け高負荷ハウジングのエリアを増床
この記事の内容をまとめると…
- IDCフロンティアが「高負荷ハウジングサービス」の提供エリアを約60ラック分増床
- 最大30kVAの電力供給に対応し、合計約100ラックを提供開始
- 最終的には合計230ラックの提供を計画
同社は、GPUやHPCサーバーなどの超高発熱機器に対応した「高負荷ハウジングサービス」の提供エリアを拡大した。AI研究・開発に関わる需要増加を受けて、既存エリアが満床に近づいたことから、東京府中データセンター内で新たなエリアを増床し、最大30kVAの電力供給が可能な約60ラック分を追加した。
高負荷ハウジングサービス詳細
高負荷ハウジングサービスは、東京府中データセンターにて提供されており、GPUやHPCサーバーといった超高発熱機器の高集積に対応する。今回の増床により、追加分を含めた提供ラック数は合計約100ラックとなり、最終的には230ラックの提供を計画している。
空調方式はリアドア型水冷空調機で、空調ファンはN+1の冗長構成。ラック電力は標準15kVA、最大30kVAに対応する。最大提供ユニット数は50ユニットで、ラック積載荷重は1,050kg。ネットワークはインターネット接続または閉域網接続が可能である。
また、オンサイト運用アウトソーシング、サーバー基礎構築、データ消去などのマネージドサービスも提供。認証システムには顔認証、静脈認証、カード認証を採用している。
同社は今後もAI技術の進化に応じ、東京府中データセンターの設備拡充を進めていくとしている。
仕様・スペック
提供拠点 | 東京府中データセンター |
---|---|
空調方式 | リアドア型水冷空調機(N+1冗長構成) |
ラック電力 | 標準15kVA/最大30kVA |
最大提供ラック数 | 230ラック(拠点全体では約4,000ラック収容可能) |
ユニット数 | 最大50ユニット |
ラック積載荷重 | 1,050kg |
認証システム | 顔認証、静脈認証、カード認証 |
ネットワーク | インターネット接続または閉域網接続 |
マネージドサービス | オンサイト運用アウトソーシング、サーバー基礎構築、データ消去等 |