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HIOKI、バッテリテスタ『BT3554-50』を発売 鉛蓄電池の劣化診断を効率化

日置電機株式会社は、測定記録音声ガイド(※1)やプロファイル情報登録機能(※2)で鉛蓄電池の劣化診断を効率化するバッテリテスタ『BT3554-50』を発売した。

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※1 測定記録音声ガイド機能を使用するためには、オプションのワイヤレスアダプタZ3210と無償アプリケーションソフトウェア『GENNECT Cross(ジェネクトクロス)』(バージョン1.8以降/2021年対応予定)が必要。
※2 プロファイル情報登録機能を使用するためには、オプションのワイヤレスアダプタZ3210と無償アプリケーションソフトウェア『GENNECT Cross』(バージョン1.8以降/2021年対応予定)または標準付属品のPCアプリケーションソフト『GENNECT ONE』が必要。

製品の概要

バッテリテスタ『BT3554-50』はビルや工場、データセンターのUPS(無停電電源装置)や鉛蓄電池の劣化診断をサポートする標準器。オプションのワイヤレスアダプタ『Z3210』を装着することで、スマートフォンやタブレットとBluetooth®無線通信が可能になり、同社の無償アプリケーションソフトウェア「GENNECT Cross』を用いて測定値の確認・管理・レポート作成が行えるようになる。

開発の背景

鉛蓄電池は定期的に点検し、測定データを管理する必要がある。しかし、測定するバッテリーの数が多い現場では、測定・記録ミスが起こりやすく測定のやり直しによる作業時間の増加が問題だった。また、測定データと測定場所の関連づけが簡単に行えず、データ管理に手間がかかっていた。
現在、持続可能な社会の実現のために再生可能エネルギーが普及しており、鉛蓄電池を使用した蓄電池の需要は今後も増えることが予想される。
ますます増加するメンテナンス作業を効率化するため、測定をサポートする測定記録音声ガイドと簡単にデータ管理が行えるプロファイル情報登録機能を開発した。

『BT3554-50』の特長

1. 測定記録音声ガイドで作業の後戻りをゼロにする

『GENNECT Cross』と連携すると、プロファイル情報(位置情報、デバイス情報、測定バッテリ番号情報など)に沿って、次に測定するバッテリー番号を音声でガイドする。測定順のミスを防ぎ、判定結果も音声で確認できる。測定データは測定と同時に本体に自動記録、スマートフォンに転送される。測定記録作業を、確実にすばやく行うことができる。

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2. プロファイル情報登録機能で簡単データ管理

測定前に『GENNECT Cross』もしくは標準付属品のPCアプリケーションソフト『GENNECT ONE』にプロファイル情報を登録し、BT3554-50に転送することで、測定データや診断結果を測定場所に関連づけて保存できる。多数のバッテリー診断後でもデータ管理が簡単に行える。

3. 独自測定技術による正確な鉛蓄電池の劣化診断

通常UPSが稼働した状態では周囲のインバータノイズが影響し、測定値が安定しない。『BT3554-50』は独自のノイズリダクションテクノロジーによって、ノイズが発生する環境でも正確に測定できる。

主な用途とユーザー

  • UPSや鉛蓄電池の保守点検
  • 保守点検作業員、管理者

価格(税込)

  • バッテリテスタ『BT3554-50』:239,800円(本体のみ)
  • バッテリテスタ『BT3554-51』:256,300円(ピン型リード『9465-10』セット)
  • バッテリテスタ『BT3554-52』 :261,800円(ピン型リード『L2020』セット)
  • ワイヤレスアダプタ『Z3210』:13,200円(オプション)

アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。