島津製作所、海洋構造物の腐食を非接触で測るUEP測定器CF100/CF110発売
この記事の内容をまとめると…
- 海洋構造物の腐食などで発生する水中電界(UEP)の非接触・高感度測定
- 水中ロボット搭載用「CF100」と潜水士用「CF110」の同時発売
- 世界最高級の高分解能(10µVp-p)と水深3000メートルまでの使用
島津製作所は、12月15日に海洋構造物の腐食などで発生する水中電界(Underwater Electric Potential、UEP)について、構造物に触れずに高感度で測るUEP測定器「CF100」「CF110」を発売した。
UEP測定器「CF100」「CF110」詳細
島津製作所は、海洋構造物の腐食などで発生する水中電界(UEP)について、構造物に触れずに高感度で測るUEP測定器「CF100」「CF110」を発売した。水中電界とは水の中に生じる電気の力(電場)のことだ。腐食に起因する水中電界の測定により、構造物の腐食モニタリングや腐食部位の特定が可能である。
「CF100」は自律型無人潜水機(Autonomous Underwater Vehicle=AUV)や遠隔操作型無人潜水機(Remotely Operated Vehicle=ROV、水中ドローン)などの水中ロボットへの組み込みを想定して制御器を基板型にしている。「CF110」は潜水士による携帯や実験施設での使用を念頭に制御器を卓上型にしている。
UEP測定器は構造物に生物が付着した状態でも、非接触による水中電界を測定できる。島津製作所はデュアルユース(軍民両用)の技術として水中ロボットメーカー、エンジニアリング会社、資源探査会社、防衛省などに特別仕様機を提供していたが、このたび正式に量産機を発売することになった。島津製作所は2020年から大容量データの高速通信と低消費電力を両立する、水中光無線通信装置「MC」シリーズも販売しており、海をフィールドとする企業や研究機関による「海洋開発のDX(デジタルトランスフォーメーション)」に貢献していく。
どのように活用する?
腐食に起因する水中電界の測定により、構造物の腐食モニタリングや腐食部位の特定が可能である。
「CF100」は自律型無人潜水機(AUV)や遠隔操作型無人潜水機(ROV、水中ドローン)などの水中ロボットへの組み込みを想定している。「CF110」は潜水士による携帯や実験施設での使用を念頭にしている。
仕様・スペック
| 高分解能 | 世界最高級の高分解能(10µVp-p)で、潮流が激しい海域や、構造物に生物が付着した状態でも、非接触で微小な電界をリアルタイムで測定 |
|---|---|
| 測定データ | 測定データは専用ソフトウエアで保存・ファイル作成などを実施 |
| 使用可能水深 | センサ部分、ケーブルは水深3000メートルまで使用可能 |
| 機種 | 用途に応じた2種類を同時発売(「水中ロボットへの搭載」「潜水士による使用」) |
| 製品名 | 製品名:UEP測定器「CF100」「CF110」 |
| 販売目標 | 販売目標:発売後1年間10台(国内外で両機種合計) |
| 希望販売価格 | 希望販売価格:UEP測定器 327万円〜(税込み) |