ワイハウ、グッドマン子会社化完了 漏水探索「ゾーンスキャン」など社会イ...

ワイハウ、グッドマン子会社化完了 漏水探索「ゾーンスキャン」など社会インフラ強化

この記事の内容をまとめると…

  • THE WHY HOW DO COMPANY株式会社による株式会社グッドマンの子会社化完了
  • 電気・通信・水道等のインフラ保守点検に使われる測定機・探索機事業のグループ化
  • 社会インフラ分野への事業領域拡大と新たな価値創出

THE WHY HOW DO COMPANY株式会社は、株式会社グッドマンの株式を取得し、子会社化を完了した。グッドマン社のグループ加入により、ワイハウは事業領域を社会インフラ分野にも拡大し、新たな価値創出と企業成長を加速する。

グッドマン社子会社化詳細

THE WHY HOW DO COMPANY株式会社(本社:東京都新宿区、執行役員社長 CEO:亀田信吾、東証スタンダード:3823、以下「ワイハウ」)は、すでに公表しているとおり、電気・通信・水道等のインフラ保守点検に使われる測定機・探索機の輸入販売・自社製造及びAI技術を用いた常時自動監視型漏水探索機などの事業を手掛ける株式会社グッドマン(本社:神奈川県横浜市、代表取締役:大貫公寛、以下「グッドマン」)の株式を取得し、子会社化を完了した。

本リリースは、グッドマン社の技術力・製品開発力、社会的意義、ビジネス展開力、国際性、国内製造へのこだわりなど、同社の持つ魅力と実績についても紹介する。

グッドマン社のグループ加入により、ワイハウは事業領域を社会インフラ分野にも拡大し、新たな価値創出と企業成長を加速していく。

※2025年10月22日公表の「株式会社グッドマンの株式取得(子会社化)に関するお知らせ」を参照としている。

・グループ化の背景と目的

ワイハウでは、新体制のもとM&A戦略を加速させ、社会課題の解決や事業シナジー創出につながる企業の積極的なグループ化を推進している。

本件の背景には、老朽化が進む水道管路など社会インフラの維持管理が喫緊の課題となる中、グッドマン社が有する革新的な漏水検知技術や高性能な計測機器が社会的に極めて重要であることがある。

グッドマン社はインフラ保全に必要不可欠な高品質の計測・検査機器を扱っており、その製品・サービスは安全な水供給や通信ネットワーク維持に大きく貢献している。

ワイハウは今回のグループ化を通じて、グッドマン社の技術力と製品群を自社グループに取り込み、既存事業との融合や新規事業創出を図ることで、企業価値の向上と社会インフラ分野への貢献強化を目指す。

・グッドマン社の強み・実績

・高度な技術力と製品開発力

グッドマン社は水道・通信インフラ分野のニッチトップ製品を自社開発する技術力を有している。

同社が独自開発した水素式トレーサーガス造成装置「ハイドロトレーサー」は特許取得済みで、高い付加価値を実現した高価格帯の革新的製品である。

ハイドロトレーサーは安全に制御された水素ガスを配管内に送り込み、漏水箇所から漏れ出たガスを検知することで漏水を正確に発見できる装置であり、「環境音や管種・水圧に関わらず確実に漏水箇所を検出できる」と評価されている。

こうした特許技術も活用した、高度な漏水検知力(高い漏水発見率)により、近年グッドマン社の売上を大きく牽引している。

同社はデジタルケーブル探索機「スーパーピロちゃん」など新製品の開発にも積極的である。

スーパーピロちゃんはトーンプローブと非接触型線路探索機を融合した自社開発商品であり、壁内や天井裏の配線ルートを音と光で瞬時に探知できる画期的な装置である。

発売後すぐに好調な売れ行きを示し、業界紙に特集が組まれるなど注目を集めている。

自社でこのような革新的製品を生み出す開発力こそが、グッドマン社の大きな強みである。

・社会的意義とインフラへの貢献

グッドマン社の製品・サービスは社会インフラの維持管理に直接貢献している。

同社の主力分野である漏水検査機器は、水道管路からの漏水を早期発見し、水資源ロスの削減や老朽管の効率的な修繕計画に寄与するものである。

前述のハイドロトレーサーと組み合わせて使用するガス式漏水探知機「ハンター」により、従来難しかった夜間や騒音環境下での漏水箇所特定が飛躍的に効率化した。

無線ロガー式漏水探索システム「ゾーンスキャン」はAIを活用して広域の漏水を自動監視できる世界唯一の画期的製品であり、水道事業体による漏水常時監視体制の構築を可能にしている。

同社が扱うゾーンスキャンは東京都水道局をはじめ国内主要水道事業体で導入され、効率的な漏水対策に貢献している。

このように、グッドマン社はその卓越した技術によって社会課題の解決に寄与し、高い公共性を有する企業である。

・ビジネス展開力と実績

グッドマン社は大手機械商社・専門商社経由の販路を中心に安定した事業基盤を築いており、近年は4期連続で売上高が増加するなど成長軌道に乗っている。

同社の主要取引先には渡辺パイプ株式会社やトラスコ中山株式会社など業界大手が名を連ねており、販売チャネルの信頼性も高い。

製品別では、水素ガス造成器(ハイドロトレーサー)やガス式漏水探知機、ケーブル探査機器、ゾーンスキャンといった高付加価値製品が売上の柱となっており、ニッチ市場で高いシェアを獲得することで収益性を確保している。

通信ケーブルの導通確認に用いる「トーンプローブ」では国内シェア約9割を誇り、NTTや関電工といった大手通信事業者への納入実績もある。

トーンプローブと組み合わせて使用するグッドマン社開発のスーパーピロちゃんも、市場から好評を博し売上拡大に寄与している。

ゾーンスキャンについては国内で競合がほとんど存在しない独占的な市場環境にあり、「製品・コスト面で圧倒的な競争力」を背景に堅調な導入が進んでいる。

・国際性(グローバル連携・輸入製品展開)

グッドマン社は世界的にもトップシェアを持つ計測機器メーカー各社と長年にわたり強固なパートナーシップを構築してきた。

同社が国内独占販売権を持つ主な海外メーカーには、漏水検知分野で世界的ブランドのスイス・ドイツ企業Gutermann社(グーテルマン社)や、埋設ケーブル探索機で定評のある英Radiodetection社、通信線探査機器の米Tempo Communications社(旧Tempo Textron)などが含まれる。

Gutermann社製のゾーンスキャンシステムはロンドンやベルリンなど欧州主要都市でも導入されている先進的な漏水探索技術であり、日本市場においてグッドマン社がいち早く紹介した。

東京都水道局への導入実績をはじめNECが自社の水道ソリューションに組み込む形で展開するなど、国内外メーカーとの連携によるソリューション提供も進んでいる。

グッドマン社は海外の革新的製品を積極的に国内展開し、日本のインフラ技術の国際競争力向上にも寄与している。

輸入製品だけでなく自社開発品も海外展開可能性を秘めており、将来的なグローバル市場進出にも期待がかかる。

国際性豊かな事業展開は、ワイハウグループの一員となることでさらに加速していく見込みである。

・国内製造へのこだわり

グッドマン社は海外製品の輸入販売だけでなく、自社技術の国内生産にも強いこだわりを持っている。

同社は2023年11月、自社保有特許を活用したハイドロトレーサーの量産体制を強化するため、製造子会社株式会社エムテックを設立した。

エムテックで一貫生産されるハイドロトレーサーHTシリーズ(HT-30/55/60型)は日本製ならではの高い品質管理が施されており、安定供給とアフターサービス体制の充実につながっている。

スーパーピロちゃんをはじめとする自社開発製品も国内工場で組立・検品が行われており、ユーザーの信頼獲得に貢献している(※同製品は現在1セットずつ手作業で丁寧に調整・検査されている)。

「メイド・イン・ジャパン」への誇りを持って製品づくりに取り組む姿勢も、グッドマン社のブランド価値を高める要因となっている。

ワイハウはグッドマン社の国内製造基盤を尊重・維持しつつ、グループシナジーによる生産効率化や品質向上にも取り組んでいく。

どのように活用する?

ハイドロトレーサーによる、安全に制御された水素ガスを配管内に送り込み、漏水箇所から漏れ出たガスを検知することで漏水を正確に発見できる装置としての使用

ハイドロトレーサーと組み合わせて使用するガス式漏水探知機「ハンター」による、夜間や騒音環境下での漏水箇所特定の効率化

無線ロガー式漏水探索システム「ゾーンスキャン」による、AIを活用して広域の漏水を自動監視し、水道事業体による漏水常時監視体制の構築を可能にする運用

デジタルケーブル探索機「スーパーピロちゃん」による、壁内や天井裏の配線ルートを音と光で瞬時に探知する装置としての使用

その他

・今後の展望

グッドマン社のグループ加入により、ワイハウは従来強みとしてきたデジタル領域(AI・マーケティング支援事業等)とリアルなインフラ技術との融合による新たな価値創出を図る。

グッドマン社の保有する漏水検査ノウハウや計測機器ビジネスと、ワイハウのAIバリューアップ本部のデータ活用・DX推進力を組み合わせることで、スマートシティやIoTインフラ監視といった次世代分野への展開を視野に入れている。

当社グループ参加を機に、ワイハウの営業経験豊富な人材がグッドマン社の新社長として就任した。

営業力強化を通じた販売網の拡大・顧客接点の深化を図り、既存取引先とのリレーション強化だけでなく、新たな業種・地域へのアプローチを実現し、成長の加速につなげていく。

ワイハウはグッドマン社と共に「WHY(なぜ生きるか)」「HOW(どう生きるか)」の企業理念のもと、革新的ソリューションで社会課題の解決に挑戦し続けていく。

・代表者コメント

・執行役員社長 CEO 亀田信吾

「このたび、社会インフラ領域において長年にわたり信頼と技術を積み重ねてきたグッドマン社を、当社グループに迎えることができ、大きな喜びと誇りを感じている。優れた製品力と誠実な現場志向は、まさに私たちが目指す企業像そのものである。

現在、老朽化が進むインフラや水資源ロスといった課題が各地で顕在化する中、グッドマン社の先進的な漏水検知技術や探索機器は、“現場から社会を支える力”として欠かせない存在である。私たちワイハウは、こうした技術と姿勢に深く共鳴し、グループ化という形で共に歩むことを決断した。

グッドマン社は、“ナンバーワンよりオンリーワン”を掲げ、世界各国の先進的な製品を日本に届けながら、独自の自社開発にも取り組んできた。輸入製品と国産技術の両輪による柔軟な製品展開は、現場の声を重んじるものづくりの姿勢と結びつき、国内市場において唯一無二の存在感を築いている。

そして今後は、当社AIバリューアップ本部との連携を通じて、グッドマン社の保有する計測データやインフラ監視技術と、AI・データ解析力を掛け合わせることで、より高度でスマートな社会インフラの構築を目指していく。

今回のグループ化は、「社会に必要とされる価値をどう実現するか」という私たちの問いに対する、明確なアクションである。グッドマン社の誠実なものづくりと、ワイハウの事業開発・AI活用力を融合し、日本のインフラをより強く、未来につなげていく。」

・会社概要

・株式会社グッドマン

所在地:神奈川県横浜市金沢区六浦東2-3-3

設立:1988年3月5日

代表者:代表取締役 大貫公寛

事業内容:漏水検査機器・埋設物探索機器・通信線測定器等の輸入販売、国内製造品の開発・販売

URL:https://www.goodman-inc.co.jp

・THE WHY HOW DO COMPANY株式会社

所在地:東京都新宿区愛住町22 第3山田ビル

設立:2004年7月

上場:東証スタンダード(3823)

代表者:執行役員社長 CEO 亀田信吾

事業内容:新規事業の立ち上げ支援、M&A・投資戦略、子会社への経営指導

URL:https://twhdc.co.jp

・本リリースに関するお問合せ先

当社ホームページのお問い合わせフォームを利用すること。

https://twhdc.co.jp/inquiry/

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