ヤマハ発動機、TOYOと合弁『TY ROBOTICS』設立、単軸・直交...

ヤマハ発動機、TOYOと合弁『TY ROBOTICS』設立、単軸・直交ロボット生産移管

この記事の内容をまとめると…

  • 合弁会社「TY ROBOTICS株式会社」の設立
  • 単軸ロボット・直交ロボットの生産移管によるリードタイム短縮
  • 製品ラインアップ拡大とロボティクス事業の競争力強化

ヤマハ発動機株式会社は、台湾の産業機器メーカー「TOYO AUTOMATION CO., LTD」と産業用ロボットを生産する合弁会社「TY ROBOTICS株式会社」を2025年8月に設立した。生産開始は2026年1月を予定している。

TY ROBOTICS株式会社詳細

ヤマハ発動機株式会社は、産業用ロボットの事業戦略の一環として、「TOYO AUTOMATION CO., LTD」と産業用ロボットを生産する合弁会社「TY ROBOTICS株式会社」(以下、TY社)を2025年8月に設立した。

TY社は、当社の都田事業所(静岡県浜松市浜名区)内に拠点を構え、生産開始は2026年1月を予定している。当社は、今後数年かけて、単軸ロボットや直交ロボットの生産をTY社に移管していく。

TOYO社は単軸アクチュエータなどの製造・販売を主力事業とする産業機器メーカーで、近年は世界的な半導体関連・スマートフォン関連の需要伸長や工場の全般的な自動化・省力化ニーズの高まりを背景に成長している。

当社は、2019年3月に実施したTOYO社への出資を契機に、同社より、モータレス単軸アクチュエータなどの産業用ロボットの一部製品のOEM供給を受けるなど、同社と良好な関係を築いてきた。

このたびのTOYO社との合弁会社設立は、当社ロボティクス事業の競争力強化のための戦略の一環となる。当社は、この新会社に産業用ロボットの一部モデルの生産を移管することで、受注から発送までのリードタイムを大幅に短縮するとともに、さらなる製品ラインアップの拡大を目指す。

その他

TY ROBOTICS株式会社の概要は以下の通りである。
・所在地:静岡県浜松市浜名区新都田1-9-3(ヤマハ発動機 都田事業所内)
・設立:2025年8月5日
・代表者:三浦 隆一
・資本金:9,900万円
・出資割合:TOYO社 81% / ヤマハ発動機 19%
・従業員数:5人
・事業内容:産業用アクチュエータ・単軸ロボット・直交ロボット等電動機器 製造・販売・保守サービスおよび関連する付帯設備関連事業

TOYO AUTOMATION CO., LTDの概要は以下の通りである。
・社名:東佑達自動化科技股份有限公司
・設立:2000年4月
・資本金:3.03億台湾ドル(約14.8億円)
・代表者:董事長 林 宗德
・従業員数:約460人
・本社所在地:台湾台南市安南区新吉三路55號
・売上高:18.6億台湾ドル(約91.1億円 / 2024年実績)
・事業内容:電動シリンダ・リニアアクチュエータ等の産業用ロボットの駆動機器の開発、設計、製造、販売、サービス

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