タニウム、AI検索機能「Tanium Ask」を日本で提供開始 Tanium Cloud向け無償
この記事の内容をまとめると…
- AIを活用した検索機能「Tanium Ask」の日本での提供開始
- 検索ボックスに日常的な表現で質問を入力する情報収集
- 日本におけるTanium Cloudユーザーへの無償提供
タニウム合同会社は、AIを活用した検索機能「Tanium Ask」を日本で提供開始した。Tanium Platform上で自然言語の質問を入力し、組織が管理するエンドポイントから情報収集を行える。
Tanium Ask詳細
Tanium Askは、タニウムのエンドポイント管理プラットフォーム上で利用できる。検索ボックスに日常的な表現で質問を入力するだけで、組織が管理するPCやサーバーなどのエンドポイントから、脆弱性のある端末の特定やパッチ適用状況の抽出などの情報収集を行うことができる。
米国では先行して本機能の提供が開始されていたが、日本におけるTanium Cloudのユーザー様に無償で利用できるとしている。
Tanium Askへの質問例は以下の通りである。
- パッチ適用後に再起動されていない端末をリストして
- 脆弱性のCVE-xxxx-xxxxxがあるマシンをリストして
- パッチのKBxxxxxxxが未適用のマシンを特定して
- バージョン<特定のバージョン番号>よりも古い<特定のアプリケーション>がインストールされているWindowsマシンをリストして
- いま<特定のプロセス>を実行中の端末を教えて
- MD5のハッシュ値が<特定のハッシュ値>のファイルをもつマシンがあったら教えて
- <特定のユーザ名>というユーザがログイン中のマシンを特定して
- CPU使用率が80%を上回っているコンピュータをリストして
どのように活用する?
Tanium Askは、日常的な言葉を使った質問文を最適なクエリに自動変換することで、利用者の学習負荷やエンドポイント管理業務の属人性を軽減する。比較的経験の浅いユーザーでも熟練オペレーターと同等の効率でエンドポイント管理に必要なデータを収集できるようになり、業務の分担や平準化を通じて、セキュリティ人材の不足という社会課題の解決にも貢献するとしている。
利用方法は、Tanium Platform上の検索ボックスから自然言語で質問を入力する。
その他
Tanium プラットフォームは、リアルタイムで数万以上のエンドポイントを網羅的に可視化・管理できる。大規模環境でも迅速かつ正確な情報収集ができ、IT運用とセキュリティ対策の効率化に寄与できるという特長がある。ただし、機能を最大限に活用するには一定の専門知識と工夫が求められる場合があった。
Tanium Ask概要は以下の通りである。
- 提供開始日:2025年9月(日本提供開始)
- 対象ユーザー:日本におけるTanium Cloudユーザー
- 利用方法:Tanium Platform上の検索ボックスから自然言語で質問を入力
TaniumのAIポリシーやプラットフォームにおける人工知能の利用についての詳細は、Tanium Resource Center内の「Tanium Responsible and Transparent AI Policies」(英語)を参照するよう案内している。
タニウムについては以下の通りである。Tanium Autonomous Endpoint Management(AEM)は、業種を問わずエンドポイントをインテリジェントに管理するための最も包括的なソリューションを提供し、IT資産の発見とインベントリ、脆弱性管理、エンドポイント管理、インシデント対応、リスクとコンプライアンス、デジタル従業員体験の機能を提供する。タニウムのプラットフォームは、Fortune 100企業の40%に導入され、世界中で3,500万のエンドポイント管理をサポートしている。より効率的な運用とより強化なセキュリティ体制を、規模に関わらず高い信頼性をもってリアルタイムで提供する。The Power of Certainty™の詳細については、https://www.tanium.jp/を案内している。
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