NEDO、デジタルライフライン整備で8件採択—4領域を先行実装、2025年度53億円
この記事の内容をまとめると…
- 「デジタルライフライン整備事業」で8件のテーマを採択
- 4領域(ドローン航路、インフラ管理DX、自動運転サービス支援道、奥能登版デジタルライフライン)を先行実装
- 2025年度予算53億円、DADCと連携しデータ連携システムを開発・拡張
本事業は、「デジタルライフライン全国総合整備計画」に基づく先行的取り組みとして、現実世界のデジタル化を通じたサービス提供の社会実装を加速させるものである。NEDOは8件のテーマを採択し、早期の具体化を図る。
整備加速事業詳細
本事業は、前身事業の成果を踏まえ「アーリーハーベストプロジェクト」に基づき、データ連携システムの開発・拡張等を実施し、持続的なサービス提供の実現を目指す。独立行政法人情報処理推進機構のデジタルアーキテクチャ・デザインセンター(DADC)と密に連携する。
対象領域
〔1〕ドローン航路、〔2〕インフラ管理DX、〔3〕自動運転サービス支援道、〔4〕奥能登版デジタルライフライン。各領域の社会実装に必要なシステムの整備を進める。
採択テーマと実施内容
・研究開発項目(1)A―1〜3:ドローン航路の開発
・研究開発項目(1)A―4:ドローン航路の実証
・研究開発項目(1)B:インフラ管理DXの開発・実証
・研究開発項目(1)C―1:自動運転サービス支援道の開発(一般道)
・研究開発項目(1)C―2:自動運転サービス支援道の開発(高速道)
・研究開発項目(1)D:奥能登版デジタルライフライン
・研究開発項目(1)E:デジタルライフライン整備の推進に係る調査及びプロジェクトマネジメントオフィス業務
・研究開発項目(2)F:ODS-RAMセマンティクスレイヤ
以上の実施を通じ、社会実装の加速を図る。
事業概要
事業名:デジタルライフライン整備事業/予算:53億円(2025年度)/期間:2025年度(予定)。採択テーマの詳細は実施予定先一覧および事業概要資料を参照。
注釈
※1 デジタルライフライン全国総合整備計画:実証段階から実装段階への移行を加速し、生活必需サービスを全国へ行き渡らせることを目的に、2024年6月に策定。
※2 アーリーハーベストプロジェクト:将来像を早期に具体化し、デジタルの恩恵を早期に提供するための先行的取り組みの呼称。