栗田工業、PFAS現場測定を数時間化—FREDsense「FRED-PFAS™」を水処理装置に実装
この記事の内容をまとめると…
- FREDsenseとPFAS濃度測定用モバイル分析キット「FRED-PFAS™」の水処理装置への実装を推進
- PFASの現場測定ニーズに対応し、迅速な分析を実現
- 協業により水処理装置内への導入と市場への普及を目指す
栗田工業株式会社は、FREDsense Technologies Corp.と協業し、PFAS濃度測定用モバイル分析キット「FRED-PFAS™」の水処理装置内への導入を通じた普及を目指すと発表した。実排水での検証により、分析の迅速化と高い精度を確認した。
FRED-PFAS™詳細
当社はFREDsenseと協力し、本キットを用いた実排水サンプルでのPFAS濃度測定を実施し、分析精度の正確性、キットの堅牢性や操作性、潜在的な用途の可能性を検討した。その結果、簡易な操作で実排水における高い分析精度を示すことを実証し、従来はサンプル輸送や前処理を含めて2〜3週間程度を要していた分析結果が、本キットにより数時間で入手可能であることを確認した。今後は、これまでの分析結果や検討を踏まえ、クリタグループの水処理に係る知見や経験、各業界の専門知識などを組み合わせ、本キットの水処理装置内への実装と市場への普及を目指す。クリタグループは、水に関する知を活かし、技術・製品・サービスやビジネスモデルの創出を通じて、持続可能な社会実現への貢献を目指していく。