SERES Power、IAA 2025でSuper Range-Extenderを世界発売―実効3.65kWh/L・熱効率44.8%
この記事の内容をまとめると…
- 最新世代のSERES Super Range-Extender Systemを世界発売
- C2EアーキテクチャとRoboREXにより静音性・統合性・効率性を強化
- 実効効率3.65 kWh/L、最大熱効率44.8%などの性能を公表
SERES PowerはIAA MOBILITY 2025で、最新世代のレンジエクステンダー・システムと分散型e-Driveシステム、高効率エンジン技術を発表した。C2EとRoboREXを核に静音性と効率を高め、量産レンジエクステンダーでトップクラスの性能を示した。
SERES Super Range-Extender System詳細
新世代のSERES Super Range-Extender Systemは「Saiyi(C2E)Range-Extender Architecture」と「RoboREX Intelligent Control Technology」を基盤とする。C2Eはエンジン・モーター・制御・ハウジングの高い統合とオールインワン設計により、コンパクトさとコスト管理を実現する。RoboREXはレンジエクステンダーの制御をパッシブからアクティブへ転換し、インテリジェントなアクティブ・エネルギー管理を可能にする。
どのように活用する?
分散型電気駆動技術により、安全性と楽しさを兼ね備えた運転体験の向上が可能である。レンジエクステンダー搭載車は航続距離や充電の不安がなく、便利で効率的な移動手段を提供し、高級志向の消費者の間で第一の選択肢と報告されている。
仕様・スペック
総合燃費 | 15%削減 |
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体感騒音 | 90%減少 |
実効効率 | 3.65 kWh/L |
最大熱効率 | 44.8% |
その他
技術発表とサロン・イベントには、複数企業の代表者と国際メディアを含む60名超が出席した。SERES Powerはサプライ・チェーン・パートナーとの共同イノベーションを継続し、より安全・インテリジェント・便利なモビリティ・ソリューションの提供を掲げる。分散型e-Driveはデュアルモーター、3モーター、4モーターのアーキテクチャでClass A〜Dの車両に対応する。中国での広範な採用と成功が報告され、REEV AUTOの販売台数は75万台超、AITO 9は50万円台の高級車セグメントをリードしている。現在25の業界パートナーと協力し、2024年の売上高は92億元で前年比132%、パワートレイン販売は60万台超、モーター・電子制御製品は90万台を突破した。