Skillnote、技術者向けスキル管理とスキルデータ基盤を発表—人材サーチAI搭載、200社超・18万人
この記事の内容をまとめると…
- 「技術者」向けスキル管理ソリューションの提供方針
- スキルデータプラットフォームの提供と機能検証の実施
- 導入実績は200社超、ユーザー数18万人、管理スキル数1400万件
Skillnoteは、従来の「技能者」中心の領域から「技術者」まで対象を広げ、スキル管理ソリューションと、得られたデータを経営や人事に生かすプラットフォームの提供を発表した。
サービス詳細
・スキル管理ソリューション(技術者育成ソリューション)
「技術者」を対象とした拡張機能を2025年9月に開始する。スキルマップと連動し、個々の強みや課題の可視化、目標設定や評価を可能とする。個人カルテやキャリアパス機能と連携し、過去の経験や成長履歴に基づく目標設定や評価を行える。
技能者に比べて取得に長期間を要するケースが多い技術者のスキルについて、面談や職務経験も含めて個別に定義できるようにする。
・スキルデータプラットフォーム
事業部や拠点ごとに管理しているスキルデータ、人事システムの従業員情報、外部の求人情報などを収集・蓄積し、生成AIにより誰もが使えるスキルデータに変換し、活用できるようにする基盤である。
「人材サーチAI」により、組織横断で特定スキルや経験を持つ人材の検索ができる。スキル情報を全社レベルで共通の言語として統一し、経営や人事のデータに基づいた戦略人事を支援する。
どのように活用する?
・技術者育成ソリューション:スキルマップ連動による強み・課題の可視化、目標設定・評価、個人カルテ・キャリアパスとの連携
・スキルデータプラットフォーム:スキルの名寄せ・統合・構造化の自動変換、人材サーチAIによる社内人材の検索、全社共通言語化による戦略人事の実行
その他
・導入実績:大手製造業を中心に200社以上が導入、ユーザー数は3年間で6倍の18万人、管理スキル数は1400万件
・機能検証と協業:シチズン時計、住友重機械工業と協業して機能開発と検証を実施
・スケジュール:2025年9月にプロトタイプ構築、10月にスキルデータの流し込みと機能強化、12月にベータ版検証、2026年夏に正式リリース予定
・目標:2026年夏のリリース後、2028年末までに30社・30万人の利用を目指す