アルティメーカー、精度とスピードを両立・多色造形対応3Dプリンター「U...

アルティメーカー、精度とスピードを両立・多色造形対応3Dプリンター「UltiMaker S8」発表

この記事の内容をまとめると…

  • 従来比最大4倍の造形速度と高精度出力を実現
  • 多色造形や自動材料切り替えに対応
  • UltiMakerエコシステムと連携し350種類以上の材料に対応

デスクトップ3Dプリンターのリーディングブランドであるアルティメーカーが、新たなフラッグシップモデル「UltiMaker S8」を発表した。従来のSシリーズを基盤に、造形速度・品質・利便性のすべてを向上させた仕様となっている。

UltiMaker S8詳細

UltiMaker S8は、従来モデルと比較して最大4倍の造形速度を実現。新たに搭載された「チーターモーションプランナー」により、最大速度500mm/秒での造形が可能となった。精度とスピードを両立する設計により、330×240×300mmの広い造形領域での高品質出力を保証している。

フィーダー構造も刷新され、グリップの強度向上により材料供給の安定性が向上。加えて、プリントコアは新設計のAAおよびCCタイプが採用され、4方向から加熱する構造で従来の2.5倍の材料押し出し速度を実現。材料詰まりのリスクも軽減されている。

また、FDM・FFF方式でデュアルコアによる多色造形が可能。2種類の材料を切り替えることで材料廃棄を抑えつつ、高速造形が行える。500mm/秒での造形が可能なデュアルコア搭載機としては初のモデルである。

UltiMakerのエコシステムに対応しており、350種類以上の材料との互換性を持つ。UltiMaker Curaとの統合により操作性も向上。S8 Pro BundleではMaterial Stationと組み合わせることで、最大6本のスプールに対応し、材料切り替えや湿度管理が可能となる。

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