山洋電気、業界最小クラスの2軸一体型ACサーボアンプ「SANMOTION G」を開発
この記事の内容をまとめると…
- 山洋電気株式会社が業界最小クラスの2軸一体型ACサーボアンプを開発
- 装置の小型・軽量化、省エネルギー、省配線に貢献
- セットアップやメンテナンスの利便性向上を実現する機能を搭載
山洋電気株式会社より、1台のサーボアンプで2軸のサーボモータを駆動できるACサーボアンプが開発された。業界最小クラスの小型・軽量化を実現し、省配線・省エネルギーにも寄与する。2軸の動作を1画面で確認可能なソフトウェアを活用し、セットアップやメンテナンスの利便性も高めている。
SANMOTION G詳細
1台で2軸を駆動できる構造により、装置の小型・軽量化を図れる。単軸アンプを2台使用した場合と比較し、設置面積を38%、質量を19%削減した。
配線数も35%削減され、省配線化を実現。さらに、片方の軸が減速時に発生する回生エネルギーをもう一方の軸の動作に活用でき、エネルギー損失を18%低減する。これにより、省エネルギーやSDGsの達成に貢献する機能も備える。
操作面では、2軸の動作をセットアップソフトウェアで1画面に表示でき、立ち上げや調整が簡便になる。また、シンプルな指令で高精度な2軸位置決め運転が可能となり、利便性の高い製品である。
仕様・スペック
アンプ容量 | 20 A×2軸/30 A×2軸 |
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最大適用モータ容量(2軸合計) | 800 W/1.5 kW |
主回路電源 | 三相・単相 AC 200〜240 V(+10%、−15%) |
制御回路電源 | 単相 AC 200〜240 V(+10%、−15%) |
インタフェース仕様 | EtherCAT |