Daigasエナジー、冷凍機「NewTon」で自動DR制御の実証に成功
この記事の内容をまとめると…
- 遠隔AIエネルギーマネジメントシステムと自然冷媒冷凍機を連携した自動DR制御の実証に成功
- 冷凍機の電源を完全停止せずに制御することが可能となり、冷凍冷蔵倉庫の操業と自動DRの両立に成功
- 自動DRと機器メンテナンスを含むエネルギーサービスとして2024年度中に提案開始
同システムは、冷凍冷蔵倉庫に設置された自然冷媒冷凍機「NewTon」と、遠隔AIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain」を連携させ、冷凍機を完全停止せずに自動でデマンドレスポンス(DR)制御を行うものである。
冷凍機詳細
Daigasエナジー株式会社と前川製作所は、冷凍冷蔵倉庫において冷凍機「NewTon」とAIエネルギーマネジメントシステム「Energy Brain」を連携させ、自動DR制御の実証に成功した。2024年7月および11月に、東洋水産株式会社の冷凍冷蔵倉庫で実証を行い、一般送配電事業者からのDR要請に応じて「Energy Brain」から「NewTon」へ自動制御指令を発信。冷凍機の電源を完全停止せずに制御モードを切り替えることで、温度管理を維持しながらDR対応を実現した。
今後、両社は「NewTon」を導入する顧客向けに、自動DRと機器メンテナンスを組み合わせたエネルギーサービスの提案を2024年度中に開始する予定である。