富士ソフト、行動検知AI搭載 工場向け異常行動検知アプリ「FABMon...

富士ソフト、行動検知AI搭載 工場向け異常行動検知アプリ「FABMonitor」販売

この記事の内容をまとめると…

  • 富士ソフト株式会社が行動検知AIを搭載した異常行動検知アプリ「FABMonitor」を販売
  • i-PRO製のAIネットワークカメラと独自開発した行動検知AIで工場DX化を支援
  • 今後は作業者の情報の高度な分析データを提供する予定

 富士ソフト株式会社(以下、同社)は、i-PRO製のAIネットワークカメラに同社が独自で開発した行動検知AI(※1)を組み合わせた工場向けの異常行動検知アプリケーション「FABMonitor」の販売を12月2日(月)より開始した。
(※1) 行動検知AI
 人間や動物の行動を自動的に検知・データ化する技術のこと。

概要

 近年、「生産性の向上」が社会全体の課題として注目されており、DXやAIの活用の重要度がさらに高まっている。一方、環境の整備やAIモデルの構築などの初期投資が負担となり、工場現場などではDX化が進んでいない。
 同社は、このような課題解決を支援するため、ネットワークカメラを提供するi-PRO社と協業、i-PRO製のAIネットワークカメラにインストールすることで、工場作業者の異常行動を検知するアプリケーション「FABMonitor(ファブモニター)」を12月2日(月)より販売開始した。

FABMonitor詳細

 FABMonitorは、i-PRO製のAIネットワークカメラに当社が独自で開発した行動検知AIを組み合わせ、工場のDX化を支援する。AIネットワークカメラにアプリケーションをインストールするため、運用に際して、ハイスペックなPCの購入やクラウドの導入は不要。
 また、作業者の作業ミスや熟練者と初心者の違いを検知するだけでなく、工場作業者の体調不良の兆候も検知可能で、幅広い用途で活用できるアプリケーションとなっている。

 今後は新製品のi-PROカメラ向けにバージョンアップを行い、作業者の情報の高度な分析データを提供する予定。

提供開始日: 2024年12月2日(月)
価格:    <通常プラン>
        ライセンス(行動検知AI)  198,000円(税込)
        PCアプリケーション   220,000円(税込)
        保守運用費  必要に応じて個別見積

        <POC導入プラン>※  198,000円(税込)
 ※繰り返し作業を行う動画を入力し行動検知AIで分析、結果と考察を簡易レポートにまとめます

対応製品: WV-S15500-V3LN(または同等性能品以上を推奨)

どのように活用する?

サービス内容

 工場作業者の作業抜けなどの異常行動を検知する機能や、作業時間の分析機能を提供。
 i-PRO製のAIネットワークカメラで撮影した動画を使用し、正常時の作業動作や作業工程の分割タイミングについて、PC上でAIモデルを学習。学習したモデルをi-PRO製のAIネットワークカメラにアップロードし、作業者の動作を解析することで異常行動をリアルタイムで検知可能。
 また、分析機能では解析結果を収集・可視化し、作業時間のバラつきなどを画面上で確認可能に。

特長

・熟練者と初心者の作業手順の比較だけでなく、個人の体調不良の検出も可能
・作業者の正面や手元が写るようにカメラを設置しなくても、作業者の行動検知が可能
・動画データよりサイクル・工程分割を自動で行い、導入における期間やコストを低減
・カメラ上でAIを動作させるため、ハイスペックPCやクラウドの導入コストが不要

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アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。