ラオスではスコールがあります。

ラオスではスコールがあります。

※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。

ラオスは、亜熱帯地方にあります。そのため、スコールがあります。中学校や高校などの社会の授業などで聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

4月のラオス正月前は、いつもの年は違って、気温はあまり上がらず(といっても30度はあります)、「今年は涼しいな」と思っていましたが、5月に入ってから例年通り暑い日が続いています。天気予報の最高気温は35度異常あります。

こんな暑くて暑くてたまらないときに、急に気温が下がって、空が一気にくらくなって、さらにこれに強風がでてきて、突然、びっくりするくらい強い雨が降り出します。そして、通常30分くらい降ると一気に空が晴れ渡ります。そんなとき、これが中学高校で習った「スコール」」か、なんて思ったりします。

このスコールのときには、気温が下がるので、日本人的にはこの気温の低下はとても気持ちよかったりします。また、スコールの後に、また気温が上がるのはつらいところですが、真っ暗になっていた空が、再び青く晴れ割ったたのを見ると心もリフレッシュします。

ところで、最近はほとんどなくなりましたが、数年前まではこのスコールが降ったときの恒例のラオス人の行動がありました。

それはというと、携帯電話の電源を切ることです。

スコールのときには、強い雨とともに雷がなることも多いです。ラオス人の多くは、携帯電話の電源が入っていると、そこに雷が落ちると信じていました。それは室内にいても一緒です。スコールのとき、雷が鳴り出すと「携帯電話の電源を切って!!」と誰彼となく少し前までは言っていました。

日本人の中には、雷がなったからと言って携帯電話を切るのは馬鹿げていると考えて(しも室内で)、携帯電話の電源を切らずいて、本気でラオス人に怒鳴られた人もいたようです。

今は、雷が鳴ったからといって、みんなが一斉に携帯電話の電源を切るという風景は見られなくなりました。

こんな小さなことでも、ここ最近のラオス社会の変化を感じたりしています。

ラオスではスコールがあります。


アペルザニュース編集部です。日本の製造業、ものづくり産業の活性化を目指し、日々がんばっています。