中国企業・経営者の意向は確認すべきか??(読者コメント)
前回は、「中国企業の経営者の意向は確認すべきか」についてのアンケート結果を紹介しました。
今回は、そのアンケートでいただいた読者の方からのコメントを紹介します。
原文のままです。K.Rさん、ありがとうございました。
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広東省○○市の中国企業で品質管理の仕事をしています。
勤め始めて1年半程度の経験ですが、私もトップの考え方が非常に重要なのではないかと考えています。
Z様の言われる通り、中間管理層や現場への徹底度は低いです。
その上で徹底をするにあたり、やはりトップの考え方で大きく成果が左右されるという経験をしてきました。
例えば、設計や製造が納得して作業をして貰いたいのですが納期など時間的な制約がある場合、どうしてもトップダウンで事を進めるしかない場合があります。
その際、トップの考え方と私の考え方とがリンクした時には、お客様に品質・納期で満足して頂けましたし、どうしてもトップが納得しなかった時などは、会社の総意という形で出荷をし、お叱りを受けたりしました。
短期(日々の生産など)や長期(設計~出荷までの改革、人の意識付けなど)においては、やはりトップのサポート無しには目的を達成する事は難しいと思います。
※サポートを確実にして貰うため、私は何かアクションを起こす時には、必ずトップに内容を伝え理解してもらう手順をとっています。
しかし、上ばかりを見ていては本物にはなりませんので現場とのコミュニケーションも重視して意識付けなども行っています。
結局トップ考え方も現場も、どちらも疎かにしてはいけないということなんですが、まずはトップの考え方ありきというのが、今の私の結論です。
ここまで↑
K.Rさんは、実際に中国企業で働いているので、外部からではなく内部からの視点という意味でとても興味深いご意見です。
中国で仕事をする場合、相手も違うし状況も違うですから、いろいろな考え方ややり方があって当然です。
ケースバイケースで対応出来るようにしたい、なりたいものです。
その時に大事なのは、こちら側の考え方や基準などの軸がぶれないことだと考えています。