「Code128」とは
Code128とは
Code128とは、コンピュータ アイデンティクス社が、1981年にパソコンの入力対応という要望のため開発したバーコードシンボルで、アスキーコードの128キャラクタを表現できる。
Code128の名前は、このキャラクタ数を由来にしている。3種類のスタートコードが用意されており、スタートコードによって表すキャラクタセットが異なっている。これにより128種類のキャラクタを効率良くコード化できる。
情報化密度が高く信頼性も高いことから、1989年に欧州EAN協会と米国コードセンター(UCC)(現GS1)は、Code128をベースに共通商品コードの補足コードとしてUCC/EAN-128(GS1-128に改名)を開発し、EANやUPCと供に代表的な標準流通シンボルになっている。日本では、1996年にJIS-X-0504として規格化され、2000年にISO/IEC15417に規格化された。
また、Code128は、高い情報化密度から流通分野ばかりでなく、産業分野でもCode39に代わって広く使用されるようになってきた。
特長
- キャラクタ セットは、ASCII 128文字すべて、4種類のファンクション キャラクタ(FNC1からFNC4)、4種類のコードセット選択キャラクタ(A、B、C、Shift)、3種類のスタートキャラクタ(A、B、C)、1種類のストップ コードです。
- シンボルキャラクタは、13モジュールで、バーで始まる3本のバーと3本のスペースで構成されています。多値幅型(n,k型)、連続続型シンボルにより情報化密度が高い。
- スタートキャラクタは、A、B、Cの3つですが、それにより、キャラクタ セットが異なります。
- ストップキャラクタは、13モジュールで、1種類です。
- 自己チェック機能が有ります。
- チェックデジットは、モジュロ103を使用します。
寸法
- モジュール幅(X)はUSS-CODE128の規格によると0.191mmです。
- クワイエットゾーンの最小値は、10Xまたは2.54mmの大きいほうの値で、手動走査の場合は6.35mm以上が好ましいとされています。
- モジュールの高さの最小値は、5mmまたはシンボル全長の15%の大きい値です。