トヨタ生産方式の全体像|元トヨタマンの目
1.トヨタ生産方式のベース部分の考え方
1個流し⇒「ロット待ち=0」
ポカヨケ⇒「不良=0」
工程間の同期化⇒「工程待ち=0」
シングル段取化(機械停止10分未満)⇒「小ロット化」
ワンタッチ段取化(機械停止1分未満)
専用ライン化⇒「段取替え=0」
2.トヨタ生産方式
ものづくりの方法および要員配置
自働化(機械自体が不具合を感知し、機械停止し、あんどん点灯)
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平準化仕掛け(全種類が固まらず、ばらばらにして組立ラインに仕掛ける)
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かんばん運用(平準化があって初めてかんばんが運用可能になる)
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労務費生産性評価(月次単位の生産変動での各工程の必要人員を算出)
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少人化(端数工数を集約し1人工を追及)
問題解決
平準化仕掛け(これによりサイクリックな作業となり標準作業票が作れる。予算管理もこの体制でなければ数字が荒れて管理にならない)
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標準作業票の掲示(これと異なった作業が問題点)
製造変動費予算実績管理(前半年間の平均ベースより赤字が問題点)
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問題点の顕在化・明示(会社がトヨタマンに何が問題なのかを組織として示す)
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トヨタマン全員による問題解決手法の実践(問題解決手法の教育は徹底的に実施)