中国企業のスローガン|元トヨタマンの目

中国企業のスローガン|元トヨタマンの目

中国企業のスローガン_01
優秀は一つの習慣

中国企業のスローガン_02
標語中態度は一切を決定する。細かい部分は成功か失敗かを決定する。

中国企業のスローガン_03
標語長100分の1の品質ミスが、ユーザーにとっては100%の失職(信頼喪失)

 

どうもこの中国企業はスローガンが多過ぎるように思う。

トヨタの場合は、このようなスローガン通り人間が動かざるをえないような仕組みが構築されていた。

その仕組みの中で、決められたことを確実に実行すると共に、今ある仕組みを常に時代の変化にマッチしたものに作り変えていくことをトヨタマンに要求した。

そのためにトヨタはトヨタマンに

「よい品よい考」
「自ら考え自ら成す」

の2つのスローガンを掲げ、考え、実行させた。

 

この中国企業も一から仕組みを作っていかなければならない。


豊田生産コンサルティング株式会社代表取締役社長◎略歴 昭和30年(1955) 愛知県豊橋市生まれ 昭和53年(1978) 早稲田大学商学部卒業トヨタ自動車工業株式会社(現トヨタ自動車)入社 平成16年(2004) トヨタの基幹職チャレンジ・キャリヤ制度(他社への転出支援制度)によりトヨタを退職(退職時資格は課長級) オーエスジー株式会社オーエスジープロダクションシステム推進本部副本部長就任 消耗性工具(ドリル・タップ・エンドミル)専門メーカーで自動車関連以外の業種の現場改善活動に従事。 平成19年(2007) 豊田生産コンサルティング株式会社設立◎トヨタでの職歴(26年)人事部人事課海外関係人事 3年/財務部経理課輸出入経理、国内債権債務管理 3年/本社工場工務部原価グループ鍛造工場能率・製造予算管理、工場棚卸総括 3年/本社工場工務部生産管理室車体・塗装・組立工場生産管理 4年/米州事業部原価企画グループ北米事業体原価管理、北米生産車原価企画 3年/田原工場工務部原価グループ成形工場能率・製造予算管理、トヨタ生産方式部課長自主研 2年/田原工場工務部生産管理室エンジン・鋳物工場生産管理、トヨタ生産方式部課長自主研 8年◎本社部門(人事・財務・原価企画)9年、工場部門(本社工場・田原工場)17年と本社機能、工場機能のそれぞれを幅広く経験。特に工場では生産管理と原価管理という「石垣」づくりとトヨタ生産方式自主研メンバーとして「天守閣」づくりの両方に長年従事。