海外縫製工場は何でも修理します。扇風機編。| ラオス縫製工場の日常
※当コンテンツはCBC Laoの提供でお届けいたします。
海外、特にラオスのような自分の家を自分で作ってしまうような人々がたくさんいる国では、工場内の設備も自分たちで直したりできたりします。
先日は、天井からぶら下がっている扇風機を修理しました。
長年使っていると、中のベアリングの性能が落ちてきて、まわるたびにカチカチと音がするようになってきます。
ミシンの音や扇風機の音が響く縫製工場の中なので、小さなカチカチという音はそれほど気にならないといえば気にならないのですが、気づいたときに、時間を見つけて直すようにしています。
まずは、天井から、扇風機を外します。
それから、ドライバーを使って羽を取っていきます。
中心の部分の蓋を外していきます。
ベアリングを外すのは物凄く大変です。
最初に、グラインダーで周り少し削ります。
三脚のある工具で、引っ張って外します。
1人の力では、とても外せないので、2人がかりで最大限の力を振り絞って、少しずつずらしていきます。
この後、ベアリングを外してから、修理するのが難しければ新品に替えます。
修理が可能であれば、中の玉を綺麗にして、グリスを入れてもう一度使います。
ベアリングを元に位置に戻した後には、電気を通して、しっかり修理されているか確認しています。
こんな感じで、裁断場の男性陣は、裁断の仕事ができるだけでなく、こんな電気修理のようなことも器用にやってのけます!!