名古屋設計・製造ソリューション展レポート ~展示会での情報収集ポイント...

名古屋設計・製造ソリューション展レポート ~展示会での情報収集ポイント~

こんにちは。テクノアの間野です。

2018年4月11日から13日までの3日間、ポートメッセなごやにて、設計・製造ソリューション展が開催されました。弊社テクノアでもIoTコーナーをブース内に用意し、機械連携をはじめ、「カイゼンカメラ」として常時撮影しているカメラの画像を利用したトレーサビリティや、技術伝承に活用するソリューションを出展致しました。弊社以外にも、全般的にIoTに関係する展示が多く、特に、機械連携の展示が多く見られました。

 さて、展示会ではいろいろなソリューションが展示されています。ただ漠然と情報収集のために訪れると、多くの情報がある中、不要なカタログやチラシをもらって、説明を聞いただけで終わってしまいます。そこで、展示会に参加するときは下記のようなポイントをおさえて頂きますと、本当に欲しい情報、必要な情報を取集できると思います。

①問題の解決に関わる「キーワード」を設定する。

まず、解決したい問題点、課題を明確にします。その上で、関連するキーワードを設定します。例えば、不良分析、トレーサビリティ、IoTなど…
(具体的な問題がない場合もどのような情報を収集したいのかを明確にし、収集したい情報の「キーワード」を設定しましょう。)
各展示のパネルや看板でまずはそのキーワードを探し、各社どのようなソリューションを用意しているのか?情報収集します。
できれば、事前に展示会のホームページから会場のレイアウト図を印刷し、関連キーワードに関する出展企業をマークしておくことをお薦めします。

②なにができるのか?

展示されている技術、ソリューションを使ってどんな問題が解決できるのか?
どんな改善ができるのか?を確認します。(ここが重要です。)
見栄えよくデモが見えることで満足してしまうのではなく、実際に想定される場面、状況の中で、どのように活用することができるのか?具体的提案を確認します。

③自社での活用シーンがイメージできるか?

②で具体的に何ができるかわかったところで、それが自社で有効なものか?
自社の問題解決や改善に直結するのか?を自身の中で落とし込んで下さい。その際に、展示スタッフに自社の問題を直接話して提案を受けてもいいと思います。話をスムーズに理解してくれる企業は、業界知識も豊富で他でも同様の問題解決をしている可能性が高いと考えられます。出展企業の力量もそこで確認することができます。

設計・製造ソリューション展はこの後も6月に東京、10月に大阪で開催されます。
せっかく足を運ぶ以上は、見学のみで終えるのでは無く、課題、問題解決のための手段、発掘の場にすることが大切です。

参考:株式会社テクノア


中小企業診断士、アプリケーションエンジニア。銀行系システム会社退社後、株式会社テクノアに入社し個別受注型生産管理システムの企画・設計・開発を担当、その後、導入分析、稼働後分析&改善指導を実施◎テクノアは、出荷本数4000社を超える国内トップシェアの中小企業向け生産管理システム『TECHSシリーズ』を開発・販売しているソフトウェア開発企業です。「外洋帆船経営」を標榜し、情報技術【IT文明】の進歩を先取して『人々がより人間らしい、ゆとりと生きがいがある生活』を実現するため、独創的なソフトウェアと付帯サービス【ソフト文化】の開発と提供を通じて社会貢献します。